「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

スピンオフ連載にコラボカフェも!? 「週刊少年ジャンプ」電子版が見せる多角的展開

――発行部数約266万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1412_jump02_main.jpg「週刊少年ジャンプ」2015年2号(集英社)。

 本日8日に発売された「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2015年2号の表紙と巻頭カラーは連載3周年突破を記念しての『ニセコイ』。『ニセコイ』というと、過去2回行われたキャラクター人気投票では、第一回にて手書きで1500票以上を橘万里花に投票した「千葉県のYさん」が話題になるなど、大きな盛り上がりを見せていた。しかし、今回の3周年記念の企画は、応募券付きの「好きなエピソード人気投票」に。過熱するキャラ人気投票を避けたとも考えられるが、『ニセコイ』のひとつの名物となっていただけに、今後の開催有無についても気にかかるところだろう。そのほか、電子版の「少年ジャンプ+」では、台湾の絵師“蚩尤”による『ニセコイ』イラストほか、スピンオフ作品『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』が連載されるなどの展開が行われている。ファンはこちらも要チェック。

 今週の掲載順では『ニセコイ』以下、『食戟のソーマ』『僕のヒーローアカデミア』『学糾法廷』『トリコ』『ハイキュー!!』という並びに。なお、『ONE PIECE』は、作者取材のため休載。休載については、前号にて記載漏れがあり公式サイト上での告知となったため、戸惑う読者も多かったかもしれない。そして、注目は『僕のヒーローアカデミア』。前号の2番手に続き、今号では3番、そして次号は巻頭カラーを飾ることが決定している。11月に発売された単行本第1巻が早くも30万部を超えるほどの大ヒットとなっている本作。破竹の快進撃にますます期待がかかる。一方、今号の最下位は『ハイファイクラスタ』、その上には『Sporting Salt』と、両作共に順繰りに最下位を争う形に。黄信号が灯りつつある中、今後の浮沈に注目だ。

 巻末の告知や編集者コメントにもある通り、6日より「少年ジャンプ+」にて、天野洋一の『アナノムジナ』の連載が開始された。本作は2013年37・38合併号で掲載された同名読切に大幅加筆しての再掲載・連載とのこと。作者の天野洋一は、本読切を掲載後、「ジャンプ」にて『ステルス交境曲』(原作:成田良悟/14年終了)を執筆。そして、今回「少年ジャンプ+」での連載となる。先述の『僕のヒーローアカデミア』も、元々は過去の読切作品を基にしてブラッシュアップされた作品。本作が改めて人気を博すかどうか、期待したい。

 また、前回の『「週刊少年ジャンプ」情報レビュー』では、「少年ジャンプ+」とアニメ専門チャンネル「アニマックス」によるシナリオ公募企画「アニメシナリオ大賞」を取り上げた参照。そんな中、今週11日にオープンする「アニマックス」プロデュースのコンセプト・カフェ「アニマックスCAFE」では、第1弾コラボレーション企画として「少年ジャンプ+」が予定されているという外部参照。関係を深める「アニマックス」と「少年ジャンプ+」の蜜月からも目が離せそうにない。

(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス)

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス)

「梅雨ちゃん」のGoogleサジェストが「産卵」という問題。

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