誰もがヒーローになれる場所…リアル脱出ゲーム『宇宙怪獣からの脱出』に挑戦してきた!

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【本公演レポート】
 続いて、本公演用の謎解きも体験してきました。まず、参加者はオープニングムービーでミッションを確認。6人1組となって1つのテーブルに着き、会場内のヒントを元に用意された問題の謎解きをしていきます。ゴールは、凶悪な宇宙怪獣ズグラードンを倒し、街の平和を守ること。ヒーロー養成学校「A.U.アカデミー(アンチ宇怪獣アカデミー)」の生徒である参加者は、このミッションをクリアできれば卒業試験合格。晴れて、憧れの“ヒーロー”になれるのです。

1412_escape1.jpgリアル脱出ゲーム『宇宙怪獣からの脱出』。

 制限時間は60分。一斉に謎解きにかかるチームメイトですが、本公演は特別公演とはレベルが違いました。特別公演と同様に、会場内のヒントを探しにテーブルを離れた筆者でしたが、今度は戻ってきてもまだ解き明かした問題はゼロ。謎解きに慣れているメンバーがいたものの、簡単に解ける謎ばかりではなく、時間はどんどん削られていきます。

 リアル脱出ゲームに必要なのは、“ひらめき”と“洞察力”とたまに“運”。用意された問題の謎を解き、その答えを組み立てて出た答えから、さらに生まれくる新たな謎を解明していく。そんな手順が繰り返されていきます。ゴールが近づくほど謎は複雑になり、頭脳の柔軟性が求められます。深まる謎に見事につまずいた我がチームは、クライマックス直前で脱落しました。『ウルトラマン』でいうなら、最後の最後でスペシウム光線が出せず怪獣に倒されたような状態でしょうか。無念です。全員で答え合わせをした後、発表された脱出成功者は10組中1組。「からくり侍セッシャー1」チームでした。毎度思いますが、1組でも脱出できたチームがいれば快挙です! 脱出成功者がいてくれたおかげで、参加者は全員感動のエンディングを見ることができました。

 今回、「“ヒーロー”を主人公にシナリオを作ったのはなぜか」と西澤さんに伺ってみると、「僕がヒーローになりたかったからというのが一番の理由(笑)。それに、誰もが一度はヒーローになってみたいと思っているのではないかと思い、ヒーローになれる場所を作りたかった」と話してくれました。また、「“ヒーローではない自分もヒーローになれる”という姿を実際に見てほしかった。また、実在のヒーローも頑張っていると知ってほしい」、そんな思いからご当地ヒーローを招待したといいます。“リアル脱出ゲーム史上、最もこだわり抜いた設定”と運営自ら断言するストーリーと、“ヒーロー”への熱い想いが詰まった本イベントは、新たなリアル脱出ゲームの姿を見せてくれました。

 なお、リアル脱出ゲームの特設サイト『宇宙怪獣からの脱出』では、参加者が入学する「A.U.アカデミー」の学校案内が公開されています。イベント内では説明しきれなかった細かな設定を知れば、さらにイベントを楽しめること間違いなし。参加予定の方は、ぜひ一度サイトを訪れてみてください。

「ヒーローとは?」答えは人それぞれでしょう。筆者は「どこまでも人間らしいこと」だと感じた1日でした。
(文/牧野絵美)

■リアル脱出ゲーム『宇宙怪獣からの脱出』
http://realdgame.jp/uchukaijyu/

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