ご当地アイドルはただの町おこしアイドルではなかった！ “実力は全国区”はちきんガールズのワンマンライブに行ってみた

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　今回のワンマンライブは、2公演行われ、その間にメンバーから話を聞くことができた。高知から東京に出て、4人で共同生活を送る彼女たち。「苦労はないのか」と尋ねたら、意外にも「楽しいです！」と、元気よく返事が返ってきた。

　なんでも、家事は当番制ではなく、気付いた人がやるという話。できた子たちだなあと感心しきり。スーパーで買い物をする時は安い食材を探したり、アイドルの華やかさとは違った、生活の上での賢さを感じた。

　最年少メンバーの川村あやのさんは、「別々に住んでいると、たこ焼きパーティーとかしたくても、なかなか都合が合わなかったりするけど、一緒に住んでいると思い立ったらすぐできますよね」と共同生活を楽しんでいるようだった。半年前に高知にいる家族と離れ、さぞかし寂しかろうと思ったが、意外とたくましいようだ。

　インタビューの最後に、東京進出を高知の坂本龍馬にかけて“脱藩”と呼ぶ彼女たちの、脱藩後の目標を尋ねた。「日本武道館や東京ドームでライブがしたい」という答えが返ってくるのかと思いきや、「宇宙でライブがしたい」と梶原さん。「宇宙人にも見に来てほしい」とのこと。 一瞬、頭の中にクエスチョンマークが並んでしまったが、それだけスケールの大きな夢を描いているということなのだろう。彼女たちのこれからが楽しみで仕方ない。

　はちきんガールズの今後のスケジュールは、オフィシャルスタッフブログで確認できる。年末に向けて、彼女たちはさまざまなイベントを控えているとのこと。いよいよ冬到来という季節だが、はちきんガールズのステージで盛り上がって、心も身体も温まりたいものだ。
（取材・文／矢口明）

■はちきんガールズ
2010年2月、プロ野球「高知ファイティングドッグス」公式チアから“無人島で生きていけるメンバー”で選抜され結成。同年6月、高知県知事より「高知県観光特使」に、2012年11月には「海洋堂」のイメージガールに任命される。 メンバーは全員、高知県出身。日本アカデミー賞3部門受賞の「桐島、部活やめるってよ」出演の平田伊梨亜さん、ミュージカル「葉っぱのフレディ」出演の石川彩楓さん、NHKドラマ「かげろうの羽」出演の梶原妃菜子さん、「高知県おさかなPR大使」の川村あやのさんで結成されている。
公式サイト／http://www.cielo-club.com/hachikin-girls/

◇「はちきんガールズ」ワンマンライブ取材メモ
公演：『１日二回もワンマンライブやっちゃいましょう！パート１』、『１日二回もワンマンライブやっちゃいましょう！パート２』
日時： 2014年11月9日（日）
場所： 上野・アメ横アイドル劇場
2部構成：1部は歌メイン。2部はコント有。
ライブ状況： 客数30人ほど、遠征客も見られた。座席があり、座って見ることが可能だが客席後方では熱心なファンがスタンディングで応援をしていた。
・セットリスト
１部（12:30開演）
大好きミレービスケット
I LOVE 柚子
たたきうまいき高知やき
はちきん地鶏
まんがは青春の教科書
高知の米豚
＜ＭＣ＞
土佐のあかうし（バラードバージョン）
土佐ジロー（ひなこ・あやのバージョン）
＜ＭＣ＞
しょげてる君に幸あれ
はちきんガール
ザッツ！KAIYODO
冒険はじまる。
＜ＭＣ＞
負けないチカラ
偽りの天国はイラナイ
少年よ大志を突きススメ

２部（15:00開演）
日本列島夢前線（ライブバージョン）
＜ＭＣ＞
高知はおさかなパラダイス
土佐の文旦
＜ＭＣ＞
知ってや食べてや高知のやさい
＜ＭＣ＞
夢の花を咲かそう
変身ダーッ！
＜ＭＣ＞
偽りの天国はイラナイ
＜ＭＣ＞
友達のままだよ（ライブバージョン）
少年よ大志を突きススメ
＜ＭＣ＞
負けないチカラ（スローバージョン）
がんばるココロに恋は咲く

 
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