ご当地アイドルはただの町おこしアイドルではなかった! “実力は全国区”はちきんガールズのワンマンライブに行ってみた

 そんな彼女たちは、11月9日にワンマンライブを開催した。会場は上野・アメ横センター街ビルの5階にある、アメ横アイドル劇場。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の舞台となった建物だ。

 建物の周囲には鮮魚を扱う店が並ぶ。「高知県おさかなPR大使」を務め、特技が「魚をさばくこと」というメンバーの川村あやのさんにとっては、ある意味ホームグラウンドのようにも思える。だが、ここは故郷・高知からはるか遠く離れた東京。彼女たちにとっては新天地。そして挑戦の場所でもある。

 会場で迎えてくれたのは、門脇幸さん。はちきんガールズのプロデューサーであり、所属事務所の社長でもある。かつて、劇団四季で舞台に立っていたという経験の持ち主だ。 直前の申し出にもかかわらず、取材を快諾してくださった。

 ワンマンライブに先立って見たFNSのドキュメンタリー番組『脱藩、巡礼、負けないチカラ~たとえば あるご当地アイドルのかたち~』で、門脇さんの指導ぶりを見ることができた。まったく緩さのない指導だった。もちろん、愛あっての厳しさということがわかる。門脇さん自身、若くして単身上京し、苦労した経験があるそうだ。

 だからこそ門脇さんは、はちきんガールズに歌もダンスも中途半端なものを教えるつもりがないのだろう。番組中に言っていた、「よっぽど努力して続けることをせんかったら、この世界では仕事として成り立たない」という彼女の言葉。まさにその通りだと思う。

 この日のセットリストは、緩急のある構成だった。すでに40ものオリジナル曲があるという彼女ら。曲のバリエーションも豊富だった。高知県の名産品が歌詞に含まれる、いわゆるご当地ソングはもちろんのこと、女の子へ向けた応援ソングなど含めて、飽きのこないステージだった。高知を代表する民謡「よさこい」を披露した時は、鳴子と扇子を使ったパフォーマンスも見せていた。

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 先に挙げたシングル曲、『偽りの天国はイラナイ』では、石川彩楓さんの張りのある歌声が響いていたし、同シングルのカップリング曲『少年よ大志を突きススメ』では、冒頭から川村あやのさんのかわいらしく透明な声が耳をくすぐった。

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