「テレビでアイドルを演じてれば、裏でなにをやってもいい」アイドルを愛するクリス松村が独自のアイドル論を展開!

 8月に『「誰にも書けない」アイドル論』(小学館)を出版したオネエ系タレント・クリス松村が、11月22日放送の『新・週刊フジテレビ批評』(フジテレビ)の「The批評対談」のコーナーに出演。法政大学社会学部教授でアイドルやオタクといったメディア論の専門家・稲増龍夫氏と「アイドルとテレビ」というテーマで対談をした。70~80年代アイドルのレコードや書籍を2万点以上所有し、生粋のアイドルファンとしてしられるクリスだが、対談では独自のアイドル論を展開していた。

 まず、稲増氏から「自分とってアイドルとはなにか」と質問されたクリス。「アイドル戦国時代」と言われて久しい今、さまざまな地下アイドルや地方アイドルが生まれ、アイドルの多様化が進んでいると言われている。それをふまえクリスは、あくまでも“アイドルは歌手”だとコメント。さらに、今のアイドルは言葉遣いが汚いと指摘し、アイドルは言葉遣いがきれいでないといけないと持論を展開した。

 それに稲増氏が、アイドルがバラエティ番組などに出演し素顔を見せてしまうと、アイドルとしての神秘性を欠くことになるのではと危惧。それにクリスも同意し、「アイドルに限らず、スターの私生活に一切興味がない」とコメント。加えて「テレビの中できちっとアイドルを演じてくれれば、裏でなにをやってもいい」と驚きの発言も。続いて「『アイドルはお人形さんじゃない』って否定するアイドルもいるけど、お人形さんでいい。彼女たちが気づいていない魅力を、大人(スタッフ)やファンが一緒に気づかせてあげるのが楽しみ」とアイドルたるべき姿勢を強調した。

 ほかにも対談では、クリスが熱中していた70〜80年代のアイドルの遍歴を振り返り、クリスが松田聖子を賞賛する姿が見られ、また現在主流となっている“身近な娘”が業界デビューするというスタイルは歌手の森昌子が最初だった、歌やダンスが未熟なうちにアイドルデビューさせて、ファンが応援するというスタイルは日本ならではだというエピソードなどが語られた。

 最後にクリスは、「テレビの歌番組をもっと増やしてほしい。世代別に歌番組をわけて、その世代が喜ぶ番組を展開した方がいい。ネットでやるよりもテレビの方が(影響力が)強い」と断言。今後のアイドルとテレビ界に要望を寄せていた。視聴者から「目がいつもよりも座っている気がする」というコメントが寄せられるほど、真剣な眼差でアイドル論を語ったクリス。クリス松村と歌番組といえば、『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ・現在は放送終了)のコーナー「懐かしの名曲ランキング」のパネラーとして、アイドルを含め歌手のエピソードを披露していたことが記憶に新しい。アイドルをこよなく愛するクリス。今後、どんな形でアイドルにかかわっていくのか、注目していきたい。

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