横須賀にオタクカルチャーは根付くか? “S”はサブカルの“S”! 横須賀Sプロジェクト始動!!

1411_yokosuka_5.jpg「すべての始まりは、ここから」とのこと。一体何が始まるんです?

 一方、シンポジウム会場となった公園に隣接する神奈川歯科大学では、横須賀が生んだコスプレ王(テレビチャンピオンコスプレ王選手権 初代優勝)のキキワンさんによるプロジェクト宣言から始まり、最初の「聖地巡礼」として『らき☆すた』で盛り上がった埼玉県は鷲宮商工会(現:久喜市商工会鷲宮支部)の仕掛け人こと坂田圧巳さんの講演、作中でも横須賀と関わりの深い作品『たまゆら』『蒼き鋼のアルペジオ』のプロデューサー対談、地元横須賀出身の福本伸行さんのトークショー、最後に有識者によるパネルディスカッションへと続く。今回司会を務めるのは地元FM局・FMブルー湘南のパーソナリティ松浦千夏さん。彼女の突っ込みと強引にコメントを引き出す粘り腰で、会場も大いに盛り上がった。

1411_yokosuka_6.jpg講演では、鷲宮町で行われた「萌輪(もえりん)ピック」の様子が紹介されていた。

 個人的には、鷲宮町の坂田さんのぶっちゃけたプレゼンが印象に残る。当初は『らき☆すた』との関連もあったが、鷲宮町は次第にオタクとの良い距離感を保ちつつ、各種イベント参加者の女装率が高くなって迷走してゆく感じとか。しかし「それでもファンは残る」という事実は、「聖地」が栄えるのは短期的には「作品」ありきなのかもしれないが、長期的に見れば結局「人」と「土地」なのかとも思えてくる。
 
 惜しむらくはこのイベント、来年テレビアニメ放送されるゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』がオフィシャルで関わってないことか。今や国内外各地に鎮守府や錨地があるので「横須賀が聖地」とも言い辛いとはいえ、ファンからしてみれば最初の鎮守府である横須賀との相性は悪くないはずである。痛車展示でも『艦これ』ペイントはあったし、島風コスのレイヤーもいたし。三笠の来場者数も『艦これ』人気でウナギ登りという事実もある。

 もちろんこれ以外にも、現在進行形で劇場版上映中の『ストライクウィッチーズ』や、『スカイガールズ』『つよきす Cool×Sweet』など横須賀を舞台とした作品はあるわけで、アニメに限らずゲームや小説、音楽などサブカルの懐の深さで色々包みこみつつ、横須賀を盛り上げてほしいものである。
(取材・文/三木茂)

【痛車展示の様子は次のページから】

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