ヒカリが女教師と大人の階段昇っちゃう!? 大きなお友達の甘酸っぱいトラウマを刺激する『トッキュウジャー』第36駅

 復活したマンネンヒツシャドーは、駆けつけたヒカリ以外のトッキュウジャーの面々に0点攻撃を加え、戦意を喪失させていきます。0点には慣れてるライトも、-100点というあまりお目にかかれない点数を喰らって、すっかり気持ちはダウン。トッキュウジャーたちに最大のピンチが訪れます。

 そんな中、ひとりさくら先生の説得を続けていたヒカリは衝撃の告白を耳にします。「確かに教育学部に入ったけど、適当に入っただけだし。将来やりたい事とか夢とか、前はあったはずなのに、今は何もなくて……」リアルすぎる教育実習生の心情の吐露に、お子様にどう説明すればいいのか親御さんたちが悩んでいる中、ヒカリはさくら先生に呼びかけます。

「昴ヶ浜のことは忘れていい。でも夢は忘れちゃいけない」

 ヒカリが、昔さくら先生から聞いた夢は「君たちに100点つけてもらえる先生になること」。

「必ず取り戻してください。そしたら俺100点あげますから」

 階段に座っているさくら先生の手を握り、瞳をじっと見つめてささやくヒカリ。この壁ドンならぬ階段ギュッの殺傷力は強烈だったようで「ヒカリ、大人の階段昇っちゃうの?」「唐突な告白はイケメンのみに許された特権」「ヒカリの天然たらしっぷりスゲえ」「何だこのときめきメモリアル」と、ヒカリのネット上でのお姉様方の評価が急上昇。そういや、第33駅「カラテ大一番」でもヒカリは、さりげにおじいちゃんの手を握ってたな。

 昴ヶ浜の記憶は取り戻せなかったものの、さくら先生に夢を思い出させることができて満足したヒカリは、ライトたちが待つ戦場に駆けつけます。やる気をなくしたほかの面々をよそに、ひとりでハイパートッキュウ4号と化して、マンネンヒツシャドー相手に大暴れ。町を闇に落とすだけでなく、人々の大切な夢まで忘れさせるなんて許せない! とか言ってますが、これはアレです、告白した後の妙なハイテンションってやつです。

 ハイパー5連結クラッシュと、小学生ののろけパワーを全身に喰らったマンネンヒツシャドーは「万年筆だけにやられちゃってまんねん」と中年丸出しのダジャレと共に爆発。そしてお約束の巨大化を果たします。

 巨大化したマンネンヒツシャドーに、明がこれまで出番が少なかったお返しとばかりにビルドダイオードリルで応戦しますが、マンネンヒツシャドーは集めた闇の力でさらに巨大化。さあクリスマス商戦に向けての目玉商品アピールのお時間です。13両の烈車合体によるトッキュウレインボーが出動! ちなみにこのトッキュウレインボー、全高はトッキュオーのおよそ1.9倍、出力はおよそ8倍の10200万馬力のスパルタンな仕様です。だから、あんなにビルドダイオードリルが苦戦したはずの巨大化マンネンヒツシャドーが一瞬でやられるのは、決して時間の都合や造形が造形なんであまり格闘戦ができないからじゃないんだぜ。信じるよろし。

 こうして「子供に夢をあげられるような先生になりたい」という夢を取り戻したさくら先生を見守りながら、ヒカリたちは次の駅へと向かうのでした。

 日曜朝から大きなお友達の少年時の甘酸っぱいトラウマを刺激しながら、夢を見ることの難しさと大切さを考えさせられた第36駅でした。あと車掌さんというか関根勤さん、大学からのー若大将からのーっていう発想なんでしょうが、加山雄三ネタ多過ぎ(でも嫌いじゃない)。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、新たに見つかった切り替えポイント。理不尽なクイズが横行するこの町で明が示した意外な決断とは!? ミオから優柔不断をからかわれるトカッチの苦悩っぷりも見どころの「第37駅 理不尽クイズ」です。ドリルレッシャーを取り戻してから、どうも態度がおかしい明の様子が気になる人も、そうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介は名古屋鉄道「5000系」、京阪電車「3000系 コンフォート・サルーン」、伊予鉄道「モハ2100形」でした。

(文/雑賀洋平)

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