活動休止のBerryz工房、後輩・まーどぅーへのアドバイスがマイペースすぎてさすが

 たとえば、モーニング娘。’14の現リーダーであり、まーどぅーの直属の上司にあたる道重さゆみはこんな貴重な言葉を残している。

「モーニング娘。は常に進化しているし、加入と卒業を繰り返すグループだからね。私も今まで何人も見送ってきたの。先輩や同期を何人も。で、そのたびに『大丈夫?』っていう声はたしかにあった。(中略)でもね、モーニング娘。っていうのは……『そのときのモーニング娘。』になることができるんだよ。常に『今のモーニング娘。』になっていくものなの。今のモーニング娘。はこの10人だけど、私が卒業してからは、また本当の意味での『新生・モーニング娘。』を作り上げていくものなの。それを作り上げていくのは……2人だから。みんななんだから。でも、大丈夫。みんなだったらできるって思ったからこそ、私は卒業することを決めたんだ。私は心配していないよ。みんななら、大丈夫」(道重さゆみ)

 この言葉を聞いて思わず涙を流すまーどぅー。他にも、いろんなハロプロメンバー達のアイドルにかける心意気やアイドル哲学がひしひしと伝わってくる。

 ところが、そんな中で、あいかわらずなのが、先に紹介した無期限活動休止に入るBerryz工房の面々だ。Berryz工房といえば、結成時は全員小学生、今年、12年目に入るベテランだが、「アイドルらしからぬマイペースぶり」が有名。メンバーたちが十代半ばの多感な時期を迎えたころから、メンバーそれぞれが思い思いのスタイルで自己アピールをするようになり、見た目も中身もバラバラ。特に見た目については、身長175cm(あくまで自称。もっともっと高いとの説もあり)のモデル体型の熊井友理奈がいたと思えば、自ら「足がコンパクト」(つまり短足!)と語る嗣永桃子がいたり、さらには須藤茉麻は少々ぽっちゃり気味だったりと、まったくもって統一感がない。

 さらに、頑張っている姿をアピールするアイドルが多いなか、「努力していることろは見せない」というスタンスを貫くのもBerryz工房で、時には「やる気がない」と見られてしまうことも少なくないのだ。

 とはいえ、ファンにいわせれば、マイペースなところこそが大きな魅力で、メンバー達も「こんなに長くやってるのに、目標としてBerryz工房をあげてくれる後輩がいない」と自虐ネタをとばすほどになっているのだが、このインタビューでも、そのBerryz工房らしさが全開されているのだ。

 たとえば、紫色や赤に髪を染め、黒髪好きのヲタに悲鳴を上げさせてきた菅谷梨沙子は、こんな話をしている。

「私、他人と違うことがしたいんです。みんなが一緒じゃ、つまらないと思う。アイドルでいろんな髪型とか髪色をする人ってあまりいないじゃないですか。だけど、そういうのが私は好き。だから、こうしているんです。誰と一緒にいても、私はこの状態です!」(菅谷梨沙子)

 “アイドルだからこうあるべきだ”という定石を完全に無視して、自分がやりたいことをやっているだけ、と宣言してしまっているのだ。

 一方で、デビューから黒髪を貫いている “ももち”こと嗣永桃子だが、ブリブリのアイドル路線を突き進む覚悟を語ってくれるかと思いきや、

「染めないのは、ファンの方がももちの茶髪を求めてないっていうのが大きいんだけど……。それに、やっぱり面倒くさいから。美容室にかかるお金を、ももちは大好きなショートケーキを食べるお金に回したいんだ!」(嗣永桃子)

 ここでもいつものキャラ設定を崩さずネタで返してしまう。本人のキャラ的にはアリかもしれないが、これでは後輩も参考にしようがない。

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