映画化との噂も…次週はキャストも絶句した重大発表が! 人気エピソードで名誉挽回なるか!? ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』

 そんな晶の変化を察したぬ~べ~の水晶は反応を示しますが、その隣には妖怪の玉藻が。思わずぬ~べ~も「びっくりさせないでよ玉ちゃん~!!」と突っ込み。そういえば、玉藻は“玉ちゃん”と呼ばれても嫌がらなくなっていますね(笑)。そんな玉藻は水晶の反応を見て、「ヒューマン・メタモル・フォーゼ・エディションの時は妖気が出ないはずなのですが……」とポツリ。ひ、ヒューマン!? メタモル!? ドラマの玉藻がどんどんネタキャラ化している気がしてならない(最初からか?)。

 そして、晶が学校を飛び出した頃、だれもいない夕方の教室(はーと)で、ぬ~べ~は玉藻先生に進路希望について相談をしていました。だから玉藻は妖怪なんだけど……というつっこみはもうお約束ですが、玉藻先生も「自分は相談役じゃない!」と言いながらもまんざらでないようす。なんだか、玉藻の前だとちょっとぶりっ子(!?)なのは気のせいでしょうかぬ~べ~……。そんな玉藻は、晶のことを「今はやりのサトリ系ですね」とぬ~べ~に教えたりします。なにげにウィキペディアで人間界のことをいろいろ勉強しているそうです。仲良く話す2人でしたが、ぬ~べ~にいきなり覇鬼(演:坂上忍)の呼び出しがかかります。最近、学校だろうかなんだろうかすっかり場所を選ばなくなってきましたね。ぬ~べ~も「呼び出しが雑!」とクレームをつけていました。

 甘いことを言うぬ~べ~に我慢が出来ず、ついつい呼びだしてしまったという覇鬼。おせっかいおじさんか! そんな覇鬼は夢を叶えることを問うよりも、夢をあきらめさせることも大切だと言います。「夢がないなら、とにかく前を向いて進めばいい!」と語る覇鬼。今回もブレずに、誰よりも正しく上手いことを言った覇鬼は思わずドヤ顔。けど、美奈子先生(演:優香)にドヤ顔を突っ込まれちょっと恥ずかしそうにする姿は新鮮でした。

 晶は童守寺でいづな(演:山本美月)とダンス対決をした後学校に戻りますが、いつもとようすが違う晶に生徒たちは戸惑います。「ぼくとみんなは友達だ」という晶もとい人体模型。クラスメイトの克也(演:吉沢亮)も「そんなこと言うやつアンパンマン以来だよ?」と思わず突っ込み。そこにやってきたぬ~べ~は晶に人体模型が取り憑いているのに気がつき、またもや玉藻先生に相談。また玉藻に相談(二回目)! まあ妖怪のことだしね。ぬ~べ~は問答無用で人体模型を祓おうとしますが、ここで玉藻先生に「大事なのは人間だけなんですか?」と言われ、人体模型に一日だけ晶として学校生活を送らせてあげることにします。

 すっかり妖怪に慣れてしまった生徒たちは、そんな人体模型にジンタと名付け、温かく仲良く接していきます。生徒たち、順応力高すぎ(笑)。ジンタに鉛筆の持ち方を教えてあげたり、家庭科の授業ではフォローしてあげたり、思わず玉藻先生も優しく見守ってしまう微笑ましい風景がつづきます。なんだこいつらいいやつじゃん! 今まであまり生徒たちが好きになれなかった私も思わずほっこりしてしまいました。それにしてもほかの先生には内緒と言っても、晶のようすが明らかにおかしいのは大丈夫なんでしょうか?

 生徒たちと仲良くなり、人間としての一日に満足したかのようなジンタでしたが、心を寄せる律子先生に「夢は必ず叶う」というお守りを貰ったころから心に変化が。心の葛藤に戸惑いつつも、晶に手紙を残し、きちんと除霊を受けようとしますが、土壇場で逃げ出してしまいます。理科室に逃げ込んだジンタはもともと自分の本体であった人体模型に火をつけて戻れないようにしようとしますが、どうしてもできません。しかし、いくら理科室だからって、無防備に薬品が取れるようになっていて、火器がすぐ近くにあるのはいかかがものでしょう。危ないよ、高校生をなめるな! 

 そこにうっかり律子先生が来てしまい、ようすがおかしい晶に「何をしているの?」と問いかけます。大好きな律子先生の出現で、おもわず迫ってしまうジンタ。普段とは違う晶に人体模型の姿を見てしまい、本日2度目の気絶。そんなグッドタイミングでぬ~べ~登場! お得意の強制成仏ではなく、「幽体摘出」という新しい技(?)で見事に除霊。目を覚ました晶はジンタからの手紙に気がついてそれを読み、涙します。この手紙がなかなか泣かせる内容で、私もついつい泣いてしまいました。成仏する前にジンタが言った「人間になりたい僕がなれなくて、なにもない君が生きて……」という言葉は、今を生きる若者に何か突き刺さるものがあったのではないでしょうか。

 手紙を読んで感慨にふけっていると、ぬ~べ~がやってきて晶に「やりたいことがないのなら、がむしゃらに生きろ!」と一言。すごくきれいにまとまったけど、実は覇鬼からの言葉をそのまま言っただけだったり(笑)。思わずつっこんだ視聴者も多いのではないでしょうか。

 今回の「真夜中の同級生」は、ネットの中でも一番おもしろかった、思わず感動してしまったという感想が挙がっていて、評判は良かったようです。視聴率も先週の9・9%からアップし、10・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調。今回は、人間になりたいジンタを通して、生きることの素晴らしさをしっかり問えていたのではないでしょうか。しかし、ぬ~べ~の徐霊シーンをばっちり見ていた律子先生。「全部妖怪のせいですよね?」という台詞は、そりゃまずいだろ! というツッコミが多く見られました。妖怪つながりとはいえ、ドラマはなにかと「妖怪のせい」にしたがる印象が。なんでそのフレーズをそんなに押してくるんでしょうかと思いつつ、私は一周回って楽しみになってきました。

 ドラマは折り返し地点を迎えて、ぬ~べ~に対する律子先生の心にも変化が。ついにゆきめも交えた恋の三角関係誕生か!? いや、玉藻との絡みも見逃せない!! 

 来週の第六話では、律子先生とゆきめの恋の戦いが火ぶたを切ります。原作でも強烈な印象を与えた妖怪・おはぐろべったりが登場するのも楽しみです。あと“次週番組から重大発表が!”というあおりが予告で出ていたのも気になりますね。ドラマ公式Twitter(@DramaNube)も「あまりの重大っぷりに、最初聞いたスタッフもキャストも皆、絶句でした」と言っているだけにDVDの発売決定というレベルではなさそう。まさかまさかの映画化発表でしょうか? そのあたりも含め、次回も見逃せません!
(文/水羽舞)

地獄先生ぬ~べ~ (3) (ジャンプ・コミックス)

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マンガの人体模型は結構怖かった記憶。

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