「プロパガンダにならないよう、気をつけた」アニメで観光PRを始めたイスラエル大使館を直撃インタビュー!

――アニメ制作にあたっては、日本のアニメも数多くご覧になったりはしたんでしょうか? やはり、メドゥズィニさんもアニメをお好きなのかと思ったのですが。

メドゥズィニ イスラエルでは、日本のアニメは人気なんです。私が子どもの頃には『パワーレンジャー』【註:北米向けにローカライズされた特撮ヒーロー戦隊】が人気でしたが、最近は『ドラゴンボール』をはじめ、多くのアニメが人気を得ていますね。

――日本のポップカルチャーは、イスラエルではどの程度の需要があるのでしょうか。例えば、見本市が開かれたりもしているのでしょうか?

メドゥズィニ 見本市という形ではありませんが、ちょうど先週(10月24日頃)、エルサレムで「ジャパンウィーク」という日本の文化と親しむイベントがあって、そこでは、KONISHIKIが子供たちと相撲を取るイベントも開催されました。

 また、イスラエルの日本への関心を示すものとしては、多くの大学に日本学科が設置されていることがあります。ですので、イスラエルでは年間を通じて日本の文化に触れる機会が多いんです。

――コスプレはマンガ・アニメと共に世界の共通言語になりつつありますが、イスラエルではどうですか?

メドゥズィニ 世界的に比べると小さいかもしれませんが、そうした人たちも増えています。多くの大学で日本学科が設置されているのも、日本のポップカルチャーを愛好している人が増えていることを示しているんだと思っています。

 また、ユダヤ教の“プリム”というハロウィンのような仮装をするお祭りがあるんですが、その中で日本の芸者の仮装は女の子には大人気ですよ(笑)。

――なるほど。さて、今回のアニメ制作プロジェクトは、どのようなメンバーで進められたのでしょうか?

メドゥズィニ このプロジェクトは大使館の広報室で運営しています。実際の制作はマンガニメーション【註:制作会社】に委託しました。作品は、いわば双方の努力の結実といえるものです。大使館としてはイスラエルのどの面をアニメで描くかを考えましたし、制作側はそれをどのように作品に反映させるかを考えました。そうした共同作業によって出来上がったのが、今回の作品なんです。

――制作には、どの程度の期間をかけられたのでしょうか?

メドゥズィニ 全7話なので、まだ制作中なんです(笑)。

――シナリオは、もう完成しているんですよね。なぜお姉ちゃんが突然、イスラエルを旅しようと思ったのか……ストーリー、がとても気になるのですが。

メドゥズィニ そうですね、ネタバレになってしまうので、今は内緒にしておきましょう(笑)。ベースはコメディですが、ラブストーリーの要素も込められていますので、楽しんでいただければと思っています。

死海文書のすべて

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死海を筆頭に、厨二心がくすぐられる。

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