アニメ背景の就職率は100%! 声優・アニメ業界を目指す専門学校「代々木アニメーション学院」の内部とは

1411_yoyogi_01.jpg代々木アニメーション学院公式サイトより。

 お笑い芸人・マキタスポーツがさまざまな業界をレポートする番組『東京マキタスポーツ』(テレビ東京)は2週にわたり、アニメを中心としたクリエイターの専門学校・代々木アニメーション学院に潜入。普段明かされない専門学校の授業や生徒に迫った。

 10月29日放送分では本部・声優館に潜入し、声優タレントコースの授業を見学。元気よく声をそろえて挨拶する生徒たちを見て「出来すぎでしょ」と驚くマキタスポーツ。そこでやっていたのは『センチメンタルジャーニー』などに出演し、現在はフリーの声優・岡田純子が講師を務める「発声アクセント」という授業。そこでマキタスポーツは生徒たちの夢を聞くことに。4年間保険会社に勤めていたが、夢を諦めきれず入学したという27歳の女性生徒は「外画(声優業界でいう洋画のこと)の吹き替えをしたい」という。一方、男性生徒は歌も歌える声優になりたいとTHE 虎舞竜の「ロード」を歌ってみせた。声優になりたいと言っても、その道はさまざまだと感じさせられるシーンだった。

 ほかにも番組ではアフレコやナレーションといった授業の様子が放送されたが、その中でダンスレッスンに打ち込む生徒の姿が。最近ではコンサートなどで声優もダンスを踊る機会が増えたということから、専門学校でもダンスの授業をしているという。業界の変化に伴い、専門学校も授業内容を変えているようだ。

 そして、卒業を控えた2年生に対するオーディション対策の授業では、講師より「短い時間でいかに印象を残すか」「しゃべった瞬間に何かできそうと思わせることが重要」というコツが伝えられた。そこでマキタスポーツもオーディション練習をしてみたが、そこで盛大なオナラをしてしまう。それに講師は「印象には残ったけど、オーディション会場でオナラはない」と突っ込み。ここではギターを持ちこむなど、オーディションで印象を与えるために奮闘する生徒の姿が印象的だった。

 翌週の11月4日の放送では、アニメ・マンガ館へ。最初に訪れたのは、高等部教室。ここでは、中学を卒業した生徒たちが高校の勉強をしながらアーティストになるための技術を学び、全日制高校と同じく卒業資格を習得できるという。特に学校指定の制服はないが、持ち前の制服を着ている生徒もいて、普通に学生生活を楽しんでいるようだった。

 続いてはデッサン教室に移動。そこでは黙々とペットボトルと縄とクリップのデッサンをする生徒たちの姿が。声優館とは違い、テンションが低い生徒に思わずマキタスポーツも「反応悪りっ!」と突っ込み。ここではデッサンをゼロから学ぶという生徒もいるが、在学中にはしっかりした技術が身につけられるといい、中には脱サラしたという46歳の生徒も。そんな生徒たちに、マキタスポーツは番組アシスタントの林詩遥子をモデルにデッサンをすることを依頼。のちに完成したものを見ると、写実的だったり、デフォルメされたりとさまざまなタッチで書かれたデッサンが見られた。

 そして、ほかのコースや教室も見学した一行。マンガ・イラストコースでは、パソコンでマンガを描いている生徒にインタビュー。ある生徒は「デジタル慣れしてしまって、逆にアナログはかけない」といい、これは誰もが陥る状態なのだとか。そして、男ばかりのフィギュア・原型師コースを見学し、アニメ背景・美術コースへ。ここでは、業界から需要の高いアニメやゲームの背景だけを書く専門家を育てており、就職率は100%だという。ここで講師が背景の描き方を実演。水彩絵の具、筆、刷毛を使って青や白をぼかして、なじませながら青空と雲をわずか5分で描いた。その刷毛を使った手際のよいなじませ方を見ていたマキタスポーツは「まぐれみたい」と驚きを隠せなかった。

 水樹奈々や鈴村健一といった多くの声優や、すしおといったアニメーターなどを輩出している代々木アニメーション学院。今回、その内部が明かされ、多くの夢ある若者の姿が見られた。最後に「あそこからどれだけ売れた子が出るか楽しみ」とコメントしたマキタスポーツ。数年後には今回紹介された生徒たちが、いろいろなアニメ作品にかかわるかと思うと楽しみになってくる放送だった。

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