「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『めだかボックス』や『うろおぼえウロボロス!』コンビ再び 「少年ジャンプ」西尾維新の読切プロジェクトが口火を切る

1411_jump49.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年49号(集英社)。

――発行部数266万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

 本日1日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年49号の表紙と巻頭カラーは『食戟のソーマ』が飾り、テレビアニメ化が発表された。単行本10巻が今月4日に発売となる『食戟のソーマ』は440万部を突破する人気作で、満を持してのアニメ化となる。昨年12月には、現在テレビアニメ放送中の『ワールドトリガー』と共に「J(ジャンプ)新鮮力キャンペーン」としてプッシュされていた本作。企画ページ「情報処ゆきひら」では主要キャラ3人のアニメ設定画を公開。放送開始となる2015年に向けて、さらなる情報解禁が待たれる。

 ちなみに、今回の『食戟のソーマ』のアニメ化によって、今号休載の『ONE PIECE』と『HUNTER×HUNTER』を含め、「ジャンプ」全連載21作品中12作品、実に半数以上がテレビアニメ化されている(放送終了、放送予定含む)。「ジャンプ」の強さが伺い知れるだろう。

 今週の掲載順では、巻頭より『食戟のソーマ』『NARUTO-ナルト-』『暗殺教室』に続いて、センターカラーの『ハイキュー!!』、そして『僕のヒーローアカデミア』が並ぶ。連載2年前後の中堅作や単行本1巻発売直前の『僕のヒーローアカデミア』が上位に食い込むなど、新興勢力の勢いを感じさせる並びとなっている。一方、『三ツ首コンドル』が全16話で最終回を迎えた。単行本全3巻は12月より3カ月連続刊行予定とのこと。作者の石山諒は作者コメントで「次こそは!」と意気込んでいるので、次回作にも期待したい。

 今号の注目は「ジャンプ」「ジャンプSQ.」「週刊ヤングジャンプ」「別冊マーガレット」連合スペシャルプロジェクトと銘打たれた西尾維新原作の完全新作短編読切シリーズ「大斬-オオギリ-」が開始された。このプロジェクトは、作家・西尾維新が担当編集から出されたお題で短編読切原作のネーム(マンガの設計図のようなもの)を9本作成。それを原作に暁月あきらや小畑健、河下水希、金田一蓮十郎といったマンガ家らが執筆するというもの。また、『聖☆おにいさん』(講談社)や『荒川アンダー ザ ブリッジ』(スクウェア・エニックス)で知られるマンガ家・中村光も、集英社に初めてマンガ執筆の予定だという。今号では『めだかボックス』コンビの西尾と暁月による「娘入り箱」が掲載されている。次回は「ジャンプSQ.」にて、小畑健、また池田晃久との計2本の読み切りが掲載予定。特に西尾と小畑のコンビでは、2008年に「ジャンプ」に掲載された読切『うろおぼえウロボロス!』を思い出す読者も多いかもしれない。再びの強力タッグに注目だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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