「ユーたち、ミーとつき合っちゃおうぜ~」幼児に“真実の愛”を見せつけた『トッキュウジャー』第34駅

「ちょっと待ったぁー」と、80年代風に走って止めに入った表参道は、もし二人が本当に恋人なら、ここでキスしてみせるように詰め寄ります。困惑するミオ、トカッチをよそに「いいだろう」と、ひとり涼しい顔の明。舌なめずりをしながら「安心しろ、キスくらい知ってる」とミオに近づきます。「お茶は知らなくても、キスは知ってるんかーい」と、視聴者からのツッコミを浴びながら、明はがっしりと表参道の肩をつかむと、トカッチの後押しも手伝い、見事にチュー!! ……ん、表参道!? そ、そっちかーい!!

 想像の斜め上をいく真実の愛の形に、ネット上では「花、舞ってる。演出、力入りすぎ」「この状態を、どう子どもに説明すればいいのか、自信ない」「初めてだったのか、表参道」などといった意見が寄せられました。

 そこにいちおう別のところで戦っていたのですが、あまりにデートの印象が強すぎて、危うく視聴者に存在を忘れられかけてたビリヤードシャドーとライトとヒカル(演:横浜流星)がなだれ込んできます(すいません、実際に書くのも忘れてました)。「あれ、ユーたち、何やってんだ?」と、もっともだけど心底答えに困るビリヤードシャドーの問いに、我を取り戻したミオたちは戦いを挑みます。慣れないデートにつき合わされ、怒りに燃えるミオを明のコンビネーション、そして嫉妬のストレスで荒ぶりハイパートッキュウと化したトカッチの猛攻撃で、ビリヤードシャドーを撃退。

 ビリヤードシャドーが巨大化しても、トカッチは「まだ僕の気持ちは収まらない」と、ハイパーレッシャテイオーを操り、これをひとりで撃破したのでした。いつもとは違うトカッチの迫力に「トカッチ、何かあったの?」と罪作りな疑問を抱くミオ。対して明は「まさか……俺がアイツ(表参道)にキスしたせいか?」……やっぱりお前、そっちやったんかーい!

 ビリヤードシャドーを倒して、駅を後にするトッキュウジャーの面々。一方の表参道は、初めてのキスを奪われた明に恋してしまい、彼の後を追いかけるものの、イマジネーション不足でレインボーラインを見失ってしまうのでした。おお、表参道よ。ストーカーのくせにイマジネーション不足とは情けない……。前回の予告にあったトカッチとミオのキスシーンはどこだ!? という疑問は残るものの、ギャグ特盛りでNTR回と見せかけてBL回という色んな意味で汁だくな第34駅でした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー、勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、ハイパーレッシャターミナルがシャドーラインにジャックされた。ターミナルを奪回するには、これまで入手した13台の烈車を合体させなくてはいけないが……トッキュウジャー史上最大の奪還劇が展開する「第35駅 奪われたターミナル」です。何やらレインボーライン側だけでなく、シャドーライン側のクライナーも合体するとかしないとか。その真相が知りたい人も知りたくない人も、乗り遅れにはご注意ください!! ちなみに次回の放送は11月9日で、来週は通過電車でご乗車できません。

 EDの列車紹介は、東武鉄道の「6050系」、JR西日本の「281系“はるか”」、JR西日本の「キハ187系“スーパーいなば”」でした。

(文/雑賀洋平)

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