過去のビジネスモデルから脱却なるか!?  サンライズ社長がセミナーで語った「日本国内と海外のガンダムのビジネス展開」

2014.10.29

 10月21日から23日まで、Japan Content Showcase(以下、JCS)2014が開催された。それまで六本木で開催していたTIFFCOM(東京国際映画祭併設マーケット)とTIMM(東京国際ミュージックマーケット)、そして秋葉原で開催していたTIAF(東京国際アニメ祭)が合同で、12年よりホテルグランパシフィックLE DAIBAにて開催されるようになった見本市で、JCSとは昨年から付された新名称になる。

TIFFCOMとTIMM、TIAF合同のJapan Content Showcase2014。

 本稿では初日21日に実施されたセミナーから「『ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクト』と『日本国内と海外のガンダムのビジネス展開』について」をお届けする。

『ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクト』とは何か? 現在ダイバーシティ東京プラザに常設されている実物大ガンダム立像は、2009年当時、潮風公園に登場して大きな話題となったもの。これは09年が『機動戦士ガンダム』の放送から30周年となることから企画されたプロジェクトだった。そして、今年7月に発表された「ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクト」は、放送から40周年となる2019年に向けて、18メートルの実物大ガンダムを“動かす”企画を一般から募集するということで、これまた話題となっている。

セミナーを行う株式会社サンライズ代表取締役社長・宮河恭夫さん。

 セミナー登壇者・宮河恭夫さんは、今年度からサンライズの社長に就任。当セミナーに際しては、一般社団法人 ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクトの代表として臨んだ。本セミナーでは前者の「ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクト」については今年7月の発表やサイトに掲載されている情報の説明を主としていたが、後者の「日本国内と海外のガンダムのビジネス展開」については、結果的に質疑応答での進行が主になっていた。

 現時点では、「ガンダム GLOBAL CHALLENGE プロジェクト」の実物大ガンダムを設置する場所は決まっていない。

宮河「(ガンダムの新たな設置場所については)都内もしくは近郊を希望しているが、ここでも日本の規制の厳しさが立ちはだかる。(実物大ガンダムの)話をすると『乗れるんですか?』との質問が多い。乗れるか乗れないかで規制に差が出る。さらに乗るだけなのか、操縦するのかでも(規制が)異なってくる。広い所でも風の抵抗の問題だとかが生じる。最終のアイデアを見た上で、“動く”というのは『どこが』『何が』動くのかによって場所の選定が変わってくる」

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