センティアと作り上げた感動と熱狂のエデン！　シンガー・Ceui「『パンドラ・コード』エデンツアー」東京公演レポ

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■歌にMCに暗号と、バラエティに富んだライブ中盤！

　全速力で駆け抜けた序盤から一転、中盤は多彩なアルバム収録曲でCeuiの幅広い音楽性が発揮された。

　切ない恋の行方をギターロック・サウンドに乗せて、抒情的な歌詞とともに歌い上げる「あの日見た星空を、僕はずっと忘れない。～星物語・夏～」「君が残したオリオンからの手紙～星物語・冬～」。悲劇的な史実を19分の楽曲にまとめたロックオペラ調の大作「ベアトリーチェＸ事件」」。ツンデレキャラを目指すCeuiのもう一つの人格・シャングリラ３世の唯我独尊っぷりを遺憾なく発揮するロックチューン「狂宴絶美シャングリラ」。素朴なアコースティックなサウンドに、Ceuiのクリアな歌声が絶妙にマッチする「雨降る森で、待ち合わせ。」。アルバム特典CDに収録されたスペシャルトラック「風のなかのプリムローズ～Acoustic Special version～」（アニメ『恋と選挙とチョコレート』エンディングテーマ）など、楽曲ごとに異なる表情と歌声でセンティアを魅了する。

　と同時に、曲の合間にはほんわかした口調でMCを展開（唯一の例外がシャングリラ3世を降臨させてのMCだった。「うるCeui！」「わらわは難しいのです！」と微妙にキャラを探り探りなあたりが微笑ましい！）。これぞ歌姫・Ceuiの真骨頂！　幻想的なステージと親しみやすいMCが交互に展開するごとに、センティアはCeuiワールドに吸い込まれていく。

　また、今回のツアーは壮大な物語を描く「パンドラプロジェクト」の一環というのは、インタビューにもある通り、アルバムに暗号が隠されているということで、この日、そのヒントが明かされるという嬉しい情報開示もあったことも記しておこう。

■愛に満ちたアゲアゲのフィナーレ！

　そんなエデンの終盤は、「ミファソラシでキスしよう」「③minutes ランデブー♡一期一イェーイ！（＾∇＾）／」「サーカス☆ワンダーラー！」といったパーティチューンが飾った。絶望も希望も一緒くたにして楽園に連れて行くぜ！　とでもいうように、笑顔全開なCeuiのパフォーマンスにセンティアも思わずニッコリ。色とりどりのサイリュームと、思い切りハッピーな楽曲が会場を鮮やかに彩った。

「素敵なエデンになりました」

　アンコールでそう語ったCeuiは、「私にとって音楽は宝物。そこで繋がれた皆も私の宝です」と、センティアへの愛を高らかに宣言し、「虹いろハルモニア」をセンティアと合唱。
エデンは大きな愛に包まれてフィナーレを迎えた。

　なお、この日のエデンでは11月22日に、東京・キネマ倶楽部にて追加公演が行われることが発表された。ワンアンドオンリーなCeuiワールドを体験してみたいという読者は、この機会にぜひ体験してみてはいかがだろうか？
（取材・文／有田俊[シティコネクション]）

■Ceui公式サイト
http://ceui.jp/

＜セットリスト＞
1．Welcome to the Pandora Code
2．Metamorphoses
3．Last Inferno
4．ピタゴラス ヘル
5．安楽死姫
6．あの日見た星空を、僕はずっと忘れない。～星物語・夏～
7．君が残したオリオンからの手紙～星物語・冬～　希望
8．ベアトリーチェＸ事件
9．狂宴絶美シャングリラ
10．雨降る森で、待ち合わせ。
11．風のなかのプリムローズ
12．ミファソラシでキスしよう
13．③minutes ランデブー♡一期一イェーイ！（＾∇＾）／
14．サーカス☆ワンダーラー！

[アンコール]
EN1.ピ.ピ.ピ.ハッピー
EN2.レボリュシオン
EN3.虹いろハルモニア

 
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