「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

心理テストに江戸時代の豆知識、有名シェフのインタビューまで…「週刊少年ジャンプ」雑誌ならではの楽しみ

――発行部数266万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1410_jump48.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年48号(集英社)。

 本日27日発売の「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年48号にて、表紙と巻頭カラーを飾ったのは相撲マンガ『火ノ丸相撲』。今年9月に単行本1巻が発売されたばかりながら、破竹の快進撃を見せている。そんな本作だが、今号では、連載一周年記念のオールカラーを謳う『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』や、『NARUTO-ナルト-』のスピンオフで兄弟誌「最強ジャンプ」に連載中のギャグマンガ『うちはサスケの写輪眼伝』「出張版特別描きおろし」にて、ネタにされるということも。他作品でイジられるというのも、本作の人気ぶりを表しているといえるだろう。

 今週の掲載順は、前号より大きな変化は見受けられず。アニメ放送中の『ワールドトリガー』が二週連続で下から三番目と、やや不安な位置取りだ。一説には、原稿の入稿が遅いと掲載順位が下がるとも言われているが、作者の体調不良が頻発した『ワールドトリガー』だけに、ファンも気が気でないところ。そんな『ワールドトリガー』の後ろに続くのは、『三ツ首コンドル』と『ヨアケモノ』。『三ツ首コンドル』は次回予告で「遂にクライマックス!!!」と書かれており、近づく最終回を予感させていた。

 今号の注目は、盛り上がりを見せる各作品の企画ページだ。相撲の疑問に答える「火ノ丸相撲 解説席」(『火ノ丸相撲』)、有名シェフへのインタビューなどを定期的に掲載する「情報処ゆきひら」(『食戟のソーマ』)、脱力感のあるネタと江戸時代の豆知識を盛り込んだ「磯兵衛瓦版」(『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』)など……特に今号では『斉木楠雄のΨ難』が大々的に企画ページを展開。占い師・ゲッターズ飯田監修の心理テスト企画「超能力エクサΨズ2」に加え、単発企画「超能力μジアム」を5ページにもわたって掲載していた(ただし、本編は3ページのショートバージョン)。

 現在、「ジャンプ」ではPC版およびアプリ「少年ジャンプ+」の告知をカラーで掲載するなど、電子版に注力する様子が伺える。「少年ジャンプ+」では電子版「ジャンプ」も配信中だ。電子版では気軽に「ジャンプ」マンガが楽しめる一方、企画ページはほとんど掲載されない。作品の背景知識を学んだりと、読み物として楽しめる企画ページは電子版と差異化された“雑誌ならではの楽しみ”だ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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『幕張』『いぬまるだしっ』など…「ジャンプ」内パロディはよく見ます

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