「設定変更は現代で甦らせるための必要な翻訳」 マンガの作者・岡野剛の発言も飛び出したドラマ『地獄先生ぬ~べ~』

2014.10.27

――たびたび物議を醸す、アニメやマンガの“実写化”……。このコーナーでは何かと注目を浴びるドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ)をレビュー。これさえ読めば、気になるあらすじから評判までがまるわかり!?※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

『地獄先生ぬ~べ~』公式サイトより。

■『地獄先生ぬ~ベ~』第3話
生徒たちを救うか!? 彼らの前で自ら「鬼の手」の正体をバラすか!? ぬ~べ~究極の選択を迫られることに! 常に生徒のことだけを思って行動しているぬ~べ~の熱い思いは、2年3組の生徒たちにとどくのか?公式サイトより)

これまでのあらすじはこちら

【今週の見どころ】
・いろんな意味ですごすぎる高橋真麻演じる「トイレの花子さん」。
・第2話で和解(?)した玉藻を「たまちゃん♪」と呼ぶぬ~べ~。
・やっと生徒に認められるぬ~べ~。

 第2話の視聴率がぐっと落ちてしまったことでも話題のドラマ『地獄先生ぬ~べ~』。第3話も、夜の学校を徘徊するぬ~べ~(演:「関ジャニ∞」丸山隆平)の様子からスタート。毎度“ゲスト妖怪”が登場することが通例となりつつあるこのシーンですが、今回は高橋真麻演じる「トイレの花子さん」が出現! 33歳のトイレの花子さん…!? ちょっと年をとりすぎているような気もします(笑)。けれどそのインパクトでネットでも話題になっていました。

 そういえば、第3話放送日の25日にドラマの公式Twitter(@DramaNube)が原作とドラマの相違について言及していましたね。ツイートを見るとスタッフ一同、原作をリスペクトした上で、実写ならではのアレンジをしているとのこと。そのツイートにも批判の声が集まる形となってしまいましたが、続いて原作マンガの作者・岡野剛(@Takeshi_Okano)もTwitterでこの件についてツイートをしています。「設定変更に対して原作のファンが憤りを感じられる気持ちは分かります」と、生徒が小学生でなく高校生であることなどについて、ドラマのアレンジは20年前の作品を現代に蘇らせるための必要な「翻訳」と考えているとコメントしていました。

 Twitterでそんなツイートが話題になる中始まった第3話は、SNSをテーマにした物語。目立ちたい願望が強い細川美樹(演:佐野ひなこ)は、一日中に何度もSNSを更新し、フォロワーを少しでも増やそうとするSNS中毒。登校中にぬ~べ~とゆきめ(演:知英)がいちゃいちゃ(?)していればその様子をさっそくアップ。玉藻先生(演:速水もこみち)の破天荒すぎる授業の様子も、学校のイケメン教師としてアップ。ジャケットプレイならぬエプロンプレイを華麗に決めて、教卓の上でポーズを決める家庭科教師をほかの学校の人や教育委員会に知られたらそれこそ大問題になるような気もしますが……。ともあれ今回も玉藻先生、絶好調です!!

 朝のツイートに気がついたぬ~べ~は美樹に注意をしますが、あまり効果がなく、美樹の一連の行動にまったく理解ができない様子。同僚の律子先生(演:桐谷美玲)も美樹のSNS中毒を心配して、ぬ~べ~に忠告をしますが、ここで律子先生のブログの存在が明らかになりましたね。ブログは「リツコ様とお呼び」というタイトルで、鞭を持った写真などをアップしているもの。そんな先生がSNSの危機管理の甘さを指摘してもなあ……。律子様……。

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