「朝から百合壁ドン!」素顔の戦士VS.中の人が実現! 極真チャンピオンの技と色気が光る『トッキュウジャー』

――日本全国のちびっ子から青少年、大きなお友だち、さらにはお母さん方といった女性までもを魅了する特撮ヒーローたち。そんなヒーローの活躍を世に広めるためのレビュー! これさえ読めば、気になる特撮作品のあらすじから評判までがまるわかり!!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『烈車戦隊トッキュウジャー
第33駅「カラテ大一番」

【今週の極私的見どころ!】
『トッキュウジャー』が、日本鉄道賞特別賞を受賞したワケ。

 番組の終盤、『烈車戦隊トッキュウジャー』の第13回日本鉄道賞特別賞受賞が発表されました。この日本鉄道賞は、鉄道に関する理解と関心を深め、支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期することを目的として創設されたそうです。で、『トッキュウジャー』が選ばれた理由ですが、大雑把にまとめれば

・次世代を担う子どもたちに、鉄道の魅力を発信している
・複数の事業者が連携したスタンプラリーが行われるなど、様々な波及効果を生んでいる

 そして

・「ホームでは白線の内側に下がらなければいけない」というマナーも番組でさり気なく盛り込まれている

 というところだそうです。さり気なく……さり気なくかー。まあ、とにかくあのアナウンスが、特撮ヒーロー的にも鉄道的にも歴史に残ることになり良かったです。

【今週のオススメ度】
★★★★★
(前回のあらすじはこちら)

 記憶を取り戻したライト(演:志尊淳)たちは、更なる強さを求めてトレーニングに勤しんでいた。ライトのおじいちゃん(演:井上高志)から空手を教わっていたことを思い出したライトとヒカリ(演:横浜流星)が久しぶりに手合わせをしようとすると、隣駅がシャドーラインに乗っ取られたとの連絡が。慌てて「注毒駅」に駆けつけたライトたちだが、シャドー怪人の姿は見えない。そこに武道家らしき者たちが突如襲い掛かってきた! 戸惑いながらもライトたちが応戦していると、そこにある老人・春日太平(演:木之元亮)が現れ、シャドー怪人チュウシャキシャドー(CV:真殿光昭)を倒してほしいと頼まれるが……。

 以前から素顔の戦士陣のアクションにも定評があったトッキュウジャーですが、もう今回は完全に顔出しアクション満載のヒカリとライトの独壇場(二人ですが)。特撮アクションファンには辛抱たまらん回に仕上がってます。まず「注毒駅」に着いた直後の武道家軍団VS.ライトたちからして、ライトにかかってくるのはトッキュウ1号のスーツアクター押川善文さんで、トカッチには高田将司さんといった具合に、いわゆる主役チームVS.中の人チームという夢の組み合わせ。変身前と変身後のアクションが同時に楽しめるなんて、ホンマ視聴者の心がわかってらっしゃる。極真空手で世界チャンピオンにもなったヒカリ役の横浜流星くんのキレはもちろんですが、トカッチ役の平牧仁くんが地味に痛そうな階段落ちに挑戦していたのも個人的にはポイント高し。あと壁を背にしたカグラ役の森高愛ちゃんにトッキュウ5号のスーアク・野川瑞穂さんが蹴りかかった時「朝から百合壁ドン!」と思った人は、俺を含めてかなりの重症です。

 ちなみに春日役の木之元亮さんといえば『ウルトラマンダイナ』のヒビキ・ゴウスケ隊長! おまけに、ライトのおじいちゃん役の井上高志さんは『仮面ライダークウガ』の神崎昭二先生ですよ!! まさか「ウルトラ」シリーズと「ライダー」シリーズと「戦隊」シリーズがこんな形で一同に会するとは、ありがたや、ありがたや。

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