心は子どもで体は大人! ついに最大の秘密が明かされた『トッキュウジャー』第32駅

 しかし一度は撃破したものの、巨大化したダイニングセットブラザーズ3体には超トッキュウオーとビルドダイオーをもってしても大苦戦。そこにレインボーラインの総裁からハイパーレッシャターミナルの使用許可が下りる。

「トッキュウジャーを続けるという彼らの意思を尊重する」って!

 チケットくん(CV:山口勝平)でなくても「解散しろとか言っておいて、あっさり過ぎでしょう」と言いたくなる唐突な手の平返しですが、これは「俺、止めたけど、お前らが自分からやるって言ったじゃーん」という、ブラックな中間管理職がよく言う責任逃れの前フリでしょうか? ともあれトッキュウジャー継続の許可もおり、指示通りライトがハイパーレッシャをトッキュウチェンジャーに装着すると、なんとハイパーレッシャターミナルが変形して、巨大ロボット“ハイパーレッシャテイオー”に!! ものスゴく可動域が狭そうですが、バンダイのクリスマス商戦を背負った巨大ロボっぽく、圧倒的な力でテーブルシャドーを粉砕します。

 ちなみに必殺技は「ハイパーレッシャテイオージャイアントフラッシュ」「ハイパーレッシャテイオージャイアントフラッシュ」。

 大切なので2回言いましたが、3回言うと立派な早口言葉になりそうな長さです。無事に巨大化したシャドー怪人も撃退し、自分たちの記憶も取り戻したライトたちは、思い出の曲「きらきら星」を歌いながら、さらなる戦いに備えるのでした……しかし、ちょうどその頃、シャドーキャッスルでも闇の皇帝ゼット(演:大口兼悟)が同じ歌を……。

 自分たちが何者かを知り、そのうえでヒーローとして戦うことを選ぶ。車掌さん曰く「ひきかえせない一歩」をライトたちが踏み出した重要回でした。それにしても見た目は大人ですが中身は小学生のライトたちにこんな重い決断を下させるなんて、ホント最近のスーパー戦隊のおっかなさを痛感した32駅でした。

 ちなみに今回、ライトたちの本名が明かされました。ライトは鈴樹来斗、トカッチは渡嘉敷晴、ミオは夏目美緒、ヒカリは野々村洸、カグラは泉神楽なんですが、ヒカリの苗字はどうしても某号泣県議員を連想してしまうので困ったもんです。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、子どもの頃空手を習っていたライトとヒカリが毒を注射された町の人を救うため、チュウシャキシャドーのいる最上階を目指して、悪の巣窟と化したビルへと突入する「第32駅 カラテ大決戦」です。ブルース・リーの『死亡遊戯』や『ザ・レイド』といった密室系アクションの予感満載な次回。極真空手の大会で世界チャンピオンにもなったヒカリ役の横浜流星くんがどんなアクションを見せてくれるのか、気になる方もそうでない方も人も、乗り遅れにはご注意ください!!

 EDの列車紹介は阪急電鉄「1000系」、大井川鉄道「16000系」、JR九州「キハ125形400番台特急“海幸山幸”」でした。
(文/雑賀洋平)

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