心は子どもで体は大人! ついに最大の秘密が明かされた『トッキュウジャー』第32駅

 闇に抵抗力があるからって、勝手に大人の階段を昇らされてしまったシンデレラボーイズ&ガールズは、車掌さん(演:関根勤)の説明を聞いてもまだ納得がいかない模様。突然の解散告知は、このまま戦いを続けて成長してしまえば、元の子どもに戻れられなくなるかもしれないことを案じての総裁の配慮と聞かされても、ライトたちは腑に落ちない。

 うぉー、まさかいくら大きなお友達が多いとはいえ、一応は幼児向けのスーパー戦隊で“成長”をヒーローであることの足かせにするとは、相変わらずチャレンジャーだ、靖子にゃん(脚本の小林靖子の愛称)。何もせず、ここターミナルで自分たちの代わりに集められる新たな“トッキュウジャー2”がシャドーを退治してくれるのを待っていれば、元の姿で故郷の町へ帰れる、でも……。

 カグラ(演:森高愛)たちが悩む中、ダイニングセットブラザーズことシャドー怪人“テーブルシャドー”(CV:石塚運昇)と“チェアシャドー”(CV:松野太紀)がターミナルに出現。トッキュウジャーがいないと慌てる車掌さんとワゴンさんをよそに、「あいつらが町へ帰るレールを守る……とっくに決めたことだ」と、ひとり迎撃に向かう明。

 いつもなら、ネタにしかならない死亡フラグ台詞ですが、今回は「明、惚れた」「いままでにないカッコよさ」「お前こそ、ホントの漢と書いておとこだ」と、明史上最高値の評価を獲得。一方のライトも「俺、決めたんだ。シャドーライン倒すって。それ誰かに任せて、戦いが終わるの待ってるなんて……死んでも無理」と、元の姿に戻れなくてもトッキュウジャーとして戦い続けることを決意します。

 ここで明のもとへ向かう途中、ライトは踏切で子どもの自分自身に会います。そして、もう戻れなくなるかもしれない自分に、笑ってハイタッチ。子どものライトも、頑張れと励ますような笑顔を浮かべて、それに返します。これはもう「まさかトッキュウジャーで鬼泣きする日が来るとは」「こんな切ないハイタッチがあるなんて」「靖子、ズルい」と、ネット上のいい大人たちも日曜朝から号泣ですよ。

 迷っていたミオ(演:梨里杏)たちも、町での大切な思い出を思い出し「私たちが変わっても、きっと町は変わらない」と、自分たちは戻れなくなっても、町を取り戻すためにトッキュウジャーとして戦うことを誓うのでした。な、なんつー出来た子供たちだ。文部科学省は小学校の道徳の時間に『トッキュウジャー』見せたほうがいいですよ、ホント。

 さて“テーブルシャドー”と“チェアシャドー”×2を相手に戦っていたライトと明ですが、さすがに3対2では分が悪い。特に、アラフォー男子にいやがおうにもジャッキー・チェンを連想させる“チェアシャドー”のイス攻撃に、ライトはタジタジ(これも死語か)。変身も解けてしまい、絶体絶命のピンチとなったその時、トカッチ(演:平牧仁)たちが現れます。

「俺たち五人は、いつも一緒だ」

 ヒカリ(演:横浜流星)が、ここぞと決め台詞を放ちますが、頭数に入れてもらえなかった明が、なんとも微妙な表情に。それでもめげずに全員揃っての変身ポーズに参加するのを見て、はないちもんめでいつも最後まで残っていた自分の目からは一筋のイマジネーションが(明は等身大バトルで最後のハイパー5連結クラッシュも仲間に入れず、ひとり横でユウドウブレイカーのトルネードビームを撃ってたし)。

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