“ありのままの姿”になるべきはドラマの方!? 原作はどこかへ行ってしまったドラマ『地獄先生ぬ~べ~』

――たびたび物議を醸す、アニメやマンガの“実写化”……。このコーナーでは何かと注目を浴びるドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ)をレビュー。これさえ読めば、気になるあらすじから評判までがまるわかり!?※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

1410_nube1_1.jpg『地獄先生ぬ~べ~』公式サイトより。

■『地獄先生ぬ~べ~』第1話
「東京のはずれに位置する童守町。その町には、冥界とこの世をつなぐ秘密の扉“天狗塚”があった。ある夜、何者かの手によってその扉が開かれ、人間の心の闇に棲みつく妖怪たちが町に解き放たれた…」公式サイトより)

【今週の見どころ】
・オリーブオイルも登場! 速水もこみち演じる玉藻京介の「TAMAMOCO’Sキッチン」。
・松岡修造コスをするも、なりきれてないぬ~べ~こと丸山隆平。
・佐野ひなこ演じる細川美樹のお色気シーン。

“実写不可能”と言われていた実写化が実現し、キャストが発表されるたびに話題になった注目のドラマがついにスタート! 90年代に大ヒットしたマンガ『地獄先生ぬ~べ~』(集英社)は「鬼の手」を持つ教師・鵺野鳴介が童守小学校の生徒たちを守るために活躍する物語。個性的なキャラとバラエティに富んだ、基本一話完結型の物語が人気で、アニメやゲームなどメディアミックスもされた人気作品です。

 稲川淳二のナレーションでドラマが始まり、「ちょっとこれは期待できる?」と思ったのもつかの間、脳内は一瞬にして疑問の嵐に。「あれ? ぬ~べ~って新任教師だっけ?」「玉藻先生って最初からいたっけ? と言うか家庭科教師だっけ?」「そもそもなんで舞台が高校なの??」……こうなってくると、原作に忠実な部分を見つける方が難しい。

 物語は童守“高等学校”に新任教師として鵺野鳴介(演:「関ジャニ∞」丸山隆平)と玉藻京介(演:速水もこみち)がやってきたところからスタート。自己紹介でのっけからジャケットプレイはするわ、バラは投げるわ、やりたい放題で軽くキャラ崩壊している玉藻先生にびっくり! むちゃくちゃなのになぜかイケメン教師として生徒の心を掴んだ玉藻先生とは逆に、自己紹介すらまともに出来なかった鵺野先生は担当クラスである2年3組の生徒に馬鹿にされてしまいます。
 
 そんな中、1時間目の家庭科の授業で、原作ではおっとりキャラと知られる中島法子(演:水谷果穂)が実習室にある鏡の中から妖怪と思われる何者かに「ありのまま~」と話しかけられてしまい、今の自分の姿に疑問を持ち始めます。これが物語の中心になるのですが、そんなことよりも家庭科教師の玉藻先生が華麗な包丁さばきでキャベツを千切りし、高い位置からオリーブオイルをかける姿が気になって仕方がない! 「MOCO’Sキッチン」ならぬ、「TAMAMOCO’Sキッチン」!? まさか、これがやりたくて玉藻先生を家庭科の教師に?

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