NMB48・山本彩も気になった“BL”とは!? 「神田のカメさん法律事務所」の太田真也弁護士のアニオタっぷり

2014.10.11

 アニオタ弁護士として知られる「神田のカメさん法律事務所」を経営する太田真也氏が、『ワケあり!レッドゾーン』(日本テレビ)に出演。“少し変わった人物”などを紹介する番組に“ワケあり弁護士”として登場し、そのオタっぷりを知らしめた。

 太田氏は2014年3月に開催された「AnimeJapan 2014」で萌えイラストのパンフレットを配り、無料法律相談を行っていた人物で、本サイトでもその様子を伝えた(参照記事)。

 登場するやいなや「私はアニメを愛し過ぎてるアニオタ弁護士です」と、自らアニオタと公言した太田氏。そんな太田氏は、マンガ家やイラストレーターから依頼される肖像権・著作権関連の案件を扱うことが多く、常に50件もの案件を抱えている売れっ子弁護士で、年収は2000万円だという。

 番組ではそんな太田氏のオタっぷりに迫るべく、「魔法律少女○○」、「BL」、「太田真也 feat. 初音ミク」といったキーワードを用意。

「魔法律少女○○」は法律事務所のイメージキャラクター。事務所のパンフレットにも描かれている2人の美少女キャラクターで、作画は『誰かこの状況を説明してください!~契約から始まるウェディング~』(フロンティアワークス)、『聖王剣と喪われた龍姫』(KADOKAWA)の挿絵担当、萩原凜が手がけたもの。○○という表記は、このキャラに名前がないため。このことについて太田氏は「名前がないのが個性になっている」として、今後も名前をつける予定はないそうだ。また、2冊目となるパンフレット“Part2”には、魔法律少女○○と太田弁護士が登場する四コマ漫画が掲載されている。それを見た番組MCのお笑いコンビ・ライセンスの藤原一裕も「ちゃんと4コマ目で(物語が)落ちてますね」と高評価。見かけたらぜひともゲットしたいところだ。

「太田真也 feat. 初音ミク」では、ミクを用いて製作した事務所のPVとテーマソングを披露。テーマソング「ど~にも法にもマ・ジ・カ・ル・ト」に合わせて、秋葉原の街をミクが躍動するアニメーションに、ちょいちょい入ってくる太田氏(実写)の姿が秀逸な映像となっている。このPVは制作に200万円かかったそうで、太田氏は「これは上手くできたと思います」とその出来に満足げだった。

 そして、番組アシスタントのNMB48・山本彩も「好きなので気になる」と言っていた「BL」は、“Boys Love”ではなく、「Business Lawyer」の略で、企業法務に関するサービスをスタートさせているとのこと。公式サイトで見られる紹介ページでは、「貴社の攻めも受けも、全力でサポートします」というキャッチとともに、BLマンガ家・青山アルトが描いた5名の男性キャラクターが。これはTwitterなどで話題となるも「BL(ボーイズ・ラブ)のゲームだと思われてしまった」という、ある意味狙い通り(?)の結果に。

 ほかにも、白衣の男性の下腹部に砲身が描かれた、ドラマ『白い巨塔』をもじった医者向けのサービス「白い巨砲」では“太くて、長くて、強くて、硬い、今、起ち上がれ、削除の大艦巨砲主義!!!”というキャッチフレーズをつけるなど、完全に下ネタに走っているプロモーション商材を紹介。これには、ライセンスから「もうエロゲーみたいじゃないですか」「これこそ著作権侵害だ」とごもっともなツッコミが入っていた。

 そんなツッコミにもめげず、最近お気に入りの『ガールズ&パンツァー』の著作権が侵害されたら、「全力で守ります!」と力強くコメントするなど、アニメに対する熱意を語った太田氏。自宅を公開した際にも、アニメDVDなどにトータル1200~1400万円を使い、「ジオン十字勲章」を弁護士バッジよりも大事だと言い切る姿が取り上げられていた。

 最後に、今後の夢を聞かれ「作ったキャラクターでアニメを作りたい」と語った太田氏。これに対しても「弁護士としての夢じゃねえ」とライセンスにツッコまれていたが、太田氏のアニメ好きがひしひしと伝わってきた。アニメ作品などの違法ダウンロードや海賊版が溢れている今こそ、アニメ愛がある太田弁護士の活躍に期待したいものだ。

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