【今週の弱ペダ】「第1話」~ペダルが回れば恋も回ってIHが熱くなる~『弱虫ペダル GRANDE ROAD』腐女子的レビュー

――今年も腐女子の“トライアスロン”がやってきた! 今夏に最終回を向かえた『Free!-Eternal Summer-』に引き続き(?)アニメ2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD』が放送開始。そんなことで、今回もやってしまいます!! 『弱虫ペダル 』腐女子的レビュー! ※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
ROAD.1「フェイズ49」

1410_pedal_1r.jpg弱虫ペダル GRANDE ROAD公式サイトより。

■アニメ1期のあらすじはこちら

 主人公・小野田坂道の入部から怒涛の合宿。そしてさまざまなトラブル、名勝負を越えてやってきたIH2日目。バラバラになっていた総北高校(以下、総北)が合流し、“6人で1つ”の「チーム総北」がいよいよ揃いました。

 小野田の激走でチームは先頭まで登り詰めますが、完全にやりきった小野田は力尽きて自転車ごと倒れそうになってしまい……そこで彼を助けたのは今泉俊輔。リタイアするという小野田を「俺が許さない」と支えます。俺・様・彼・氏・宣・言!! さっきまで御堂筋翔にやられて泣いてたの誰だ(笑)。

 残り5km。真波を先頭に一気に飛び出した箱根学園(以下、箱学)と追いかける総北。巻島裕介が引くとなれば東堂尽八が黙ってない! 東堂は本当に巻ちゃんが好きだね!! しかしここで田所迅が先頭を交代し、巻島との“夫婦ぶり”を見せつけてくれます。田所と話してる時だけ人見知り解除されてる巻ちゃんかわいい。ライバルとは違うチームメイトの友情。そして今度は鳴子章吉が田所を追って前に出て、とホm……チームの絆を見せられ、黙っていた御堂筋が“フェーズ49”に動きます。

 あと、新OPでは呉南工業も登場! 待宮栄吉こと、ミヤの悪役ぶりに期待です。そして、泉田塔一郎くんはそこまで脱いだなら乳首見せなさい。オラァ! 見せろッ!!

 本編ではいよいよゴール前。金城に「行けるか、今泉」と囁かれ飛び出す今泉。あの距離絶対吐息かかってますわ……。問答無用のセクシーたまらん。一方、箱学は京都伏見(以下、京伏)の“アシスト封じ”にかかり福富寿一が孤立。その隙に御堂筋を引いた石垣光太郎が並びます。すっかり心酔する水田信行を上手く操る御堂筋、お見事……。

 しかし「ロードレースは騙し合い」と断言する御堂筋にまさかの展開。荒北靖友が道を開け、今日の本当のアシストだった新開隼人が飛び出します。「ここまで温存させてやったんだから負けんなヨ!」と口悪くも尽くす荒北、何かもう常にかわいくて逆に何も言えねえ! これだけ個性的なメンバーが揃ったチームを実力だけで引っ張る福富、メンバー間を上手く繋げる荒北。福富はいい選手を拾ったね。

 そしてここからはエース・新開と主将・福富のコンビが輝きます。以心伝心、最強のふたり。20秒で一気に京伏に追いつきスプリント勝負の雪辱を果たします。決めポーズの“バキュン”もばっちり! パワーバーを一舐めする新開さん、え、エッロイ……そしてかっこいい……。こんなのが近くにいたらそりゃどうかするわ……。(例:泉田)

 潰したはずの今泉と新開に追われ御堂筋は大混乱、なりふり構わずアシストの石垣を追い立ます。今泉も新開の圧倒的な走りに思わず「強い……」と。しかしここで引かないのが御堂筋、一瞬で一番“弱い”今泉を見定めハンドルを当てに行きます。下り坂でバランスを崩したら最後……今泉は“またしても御堂筋にやられた”と中学時代のレースを思い出し足を止めそうに。けれどその時蘇った記憶は、昨日一度は折れかけた自分にチャンスをくれた金城。そして必死にレースをつないだ仲間たちの姿でした。このレースは自分一人のものじゃない……それを思い出し、今泉は強引に大勢を立て直します。

 その目が見つめるのはあれほど執着した“宿敵”御堂筋ではなく、ここまで自分を運んでくれたチームを勝たせたいという気持ち、ただそれだけ。今泉、成長した……!! それを感じ取った金城も再び今泉の後ろへ。“弱泉”から脱却した彼を見て、御堂筋は当然面白くない。ついに今泉を「ザクやない」と認め、すべてのフェーズを破棄し、力と力の本気の勝負へ踏み切りました。金城と今泉、そして今泉と御堂筋の関係が変わった、これ間違いなくフラグだから腐女子は覚えておいてね!(力説)

 下り勝負は“覚醒”今泉が3年の新開に譲らず先頭を抜きますが、絶対に譲れないのは新開も同じ。敬愛するエースを乗せて勝負をかけます。並ぶと新開の魅惑の肉感と今泉の1年らしい細さが目立つなぁ(はーと)

“スピード狂”が制する下りは一瞬の判断で新開が一歩前へ。その後ろには石垣の“ど根性引き”で走る京伏が。格上の箱学と並ぶ総北を相手に、今にも砕けそうな脚を我慢しての激走。3年間大好きだった部のジャージを届けるためなら御堂筋に切り捨てられてもいいと決意を見せます。しかし石垣は最後のクランクで車輪を滑らせてしまい、必死に守ってきた距離を離されてしまいます。

 御堂筋が入部し、エースからアシストになった春。尊敬していた安先輩に「エースにジャージ取らせんのはお前やで」と言われ、アシストに誇りを持ったこと。そして一緒に走った仲間たちの顔……ここまで背負ってきたものを思い出し、力なく「すまん……」と倒れかける石垣。

 けれどその背中を掴み強引に引き上げる人が。そう、それはもちろん……“チームメイト”の“御堂筋クン”……。当然石垣を“切り捨てて”走るかと思った矢先、御堂筋が……。

 無事アシストに戻った石垣が「ありがとう」と言うと、御堂筋はいつもの表情で「当たり前や」そして「石垣くんは僕のアシストなんやから」と何でもないことのように言います。“僕のアシスト”……この言葉に力をもらい、石垣はふたたびゴール争いに追いつきます。石垣も御堂筋もゴールに向かう気持ちは同じ。だから御堂筋を、チームを勝たせたい。「形は少し歪かもしれんけど、これが、俺たち京都伏見というチームや!」と誇らしげに宣言し、石垣はついに先頭を取るのでした。

 ホンット1話目から飛ばしてくれます、この熱いレース!! しかし1話目にして主人公・小野田が合計3分も出ていなかったような……(笑)

 今回の主役は孤高のエリートからチームのエースに成長した今泉、そしてチームを、御堂筋を、レースを愛する“ど根性”の石垣でしたね。そして何より御堂筋いいぃいいい!!!!(涙)

 御堂筋くんの言動がどこまで本気なのか嘘なのかもうわからない。本人もわざと撹乱してるんだろうけど、でも、どう考えてもタイムロスが出るのに石垣を拾ったことだけは本当。天才肌で頭がキレ、執念で強くなった御堂筋。才能はなくとも根性でしがみつき、その優しさが走りとチームをつなぐ石垣。やり方こそ正反対ですが、同じゴールに向かい心を一つにした今、二人はまさに本当の仲間になれたんじゃないかなと思いました。京伏は確かに普通じゃないけど、本当にいいチームだよ……。

 今泉もまた、勝利に対するプライドが高すぎて折られると弱かった部分を初めて金城に受け入れられ、そして必要とされることをチームから教えられて強くなって。もうかっこいいっていうか尊い……3年と1年らしい、箱学とはまた違う“エース”と“アシスト”の支え合い、本当に尊い。ペダルは本気で尊すぎてうっかり腐れなくなりそうです(笑)。そんな箱学も安定した強さにあるのは、安定した信頼と絆。全員がエースならきっと全員がアシストで、それぞれを信じて行動できる。ああもう、スポーツアニメ最高や!!

 Cパートはそんな京伏の日常編。冷えたスイカを切っていると、練習を終えて極限まで飢えた御堂筋が到着。そのまま一人で半分ほど食い尽くし、跳ね返る汁と種で水田がスプラッタもかくや状態に(笑)。そして公式MADはバッチリ決まった新開の“バキュン”から飛び出した謎のパワーに打ち抜かれ灰色になる御堂筋。スタッフ、御堂筋クン大好きだな! ありがとうございます!! 新開さんにバキュンされたら、どんな男も女もフラッと恋に落ちちゃいそう。御堂筋、無事でいてくれ(笑)!

【今週の私的見どころ!】
・金城とチームとの信頼で成長し覚醒した今泉の勇姿(かっこよかった!!)
・“ザク”と呼んでいた石垣を拾っていく御堂筋の行動(御堂筋くん……)
・福富を「寿一」と呼びゴール前を無敵に走る“直線鬼”新開(喋るだけで孕むレベル)

【今週のBL耳】
・「金城さん!入ってください!」(by今泉)
(文/祭屋みきぽ)

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