“号泣動画”で話題の緑川百々子から13歳のジュニアアイドルまで! “注目アイドル”が盛りだくさんだった「ミスiD2015」

■“野々村系”女子、ジュニアアイドル…「ミスiD2015」は個性豊か!?

 続いてミスiD2015を獲得した黒宮れい(13)、近藤那央(18)、篠崎こころ(21)、都丸紗也華(18)、緑川百々子(20)、山田愛奈(16)、 来夢(17)の7名と、「すべての女の子はアイドルである賞」を獲得したファンタジスタさくらだ(29)と深海誉(年齢不詳)の、計9名が登場。

1410_missid_03.jpg(写真/フチザキ)

 約50本のイメージDVDをリリースし、水着系ジュニアアイドルとしてトップの人気を誇る中学2年生の黒宮は、ヘソ出しのロックスタイルの衣装で登場。Twitterで「絶対グランプリになってやる。本気だから。黒宮れいなめんじゃねぇよ」など、挑発的なコメントを残したことも話題になった彼女だが、この日も「グランプリを頂けなかった黒宮れいです」と悔しさを滲ませるコメントをしていた。その後は、グランプリの水野しずが、水野と黒宮と金子を描いた紙を丸めて客席に投げ、会場のファンにプレゼントする、というパフォーマンスで場内を沸かせた。

 緑川百々子は、今年のミスiDの審査の段階で最も話題となった女の子だ。オーディション動画で感情を爆発させ号泣し、「野々村系号泣女子」として各種メディアが紹介。動画はほかの候補者と比べてケタ違いの再生回数を叩き出し、企画自体の周知に大きく貢献した。今回グランプリを逃したことでコメントに注目が集まっていたが、ステージ上で発したのは「ありがとうございました」の一言だけ。逆に強いインパクトを残していた。後で理由を聞くと笑顔で「話すことがなかったので」とあっけらかんと答えていた。意図せず人の注目を集めてしまう彼女は、その才能で今後もサブカルアイコンとして独自の道を歩んで行くに違いない。

 ほか「5年後には私がスマホよりもっといいものを作ります!」と、リアルなペンギンのロボットを抱えて自己アピールを行った東工大附属機械科卒で慶應大1年の近藤、開口一番「私が『金髪!』と言ったら『クソヤロー!』と返してください」と、観客にコール&レスポンスを要求した篠崎、「将来は女優になりたい」と夢を語った都丸、制服姿で特技の新体操を披露した高校1年生の山田、「スターダストプロモーションに11年間所属していまーす」とだけコメントした来夢のパフォーマンスが展開された。

1410_missid_04.jpg(写真/フチザキ)

 そして最後にWグランプリの金子理江と水野しずが登場。金子は最終オーディションに8時間の大遅刻をしたことを泣きながら詫びた後、事前に練習したという挨拶の内容を忘れ、黙ってしまうという事態に。ステージ端にいた実行委員長の小林に助けを請う視線を投げ掛けながらも、「グランプリを獲った以上、私を選んでくれた審査員のみなさんにも、応援してくれたみなさんにも、金子理江をグランプリにして良かったなって、間違ってなかったなって後悔させないために、これからもっともっと頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします」と、真摯に語った。「個性がないとか言われてきたんですけど、本当は見せてないだけなので、隠れてるかもしれないので、見つけにきてください。私持ってます!」とスピーチを結んだ。

 一方、水野しずはクレオパトラに扮し、「従者」と紹介したメガネの女性とともにステージに前方へ進み、突如「エジプトショートコント バリウム」「エジプトショートコント2 おせち料理」を披露。観客はほとんど失笑という反応だったが、従者の女性がタイミング良く大きな葉を振るという努力がステージで光っていた。最後に「エジプトに意味はありません」と説明、さらに「どういう気持ちになったらいいかわからなくて、逆にすごい冷静になっちゃったんですよ」と現在の心境を率直に語った。

 今年もファイナリスト含め、個性豊かな女の子たちが集まったミスiD。“新しいタイプの女の子”である彼女たちの今後の活躍に要注目である。
(文/岡島紳士)

【次ページにも写真あり】

●プロフィール
岡島紳士(おかじま・しんし)
アイドル専門ライター。著書、共著に『グループアイドル進化論』(まいなび)、『AKB48最強考察』(晋遊舎)、『アイドル10年史』(洋泉社)、『アイドル楽曲ディスクガイド』(アスペクト)など。公式サイト<http://idolnewsing.com>

黒宮れい写真集 夏休みのヒ・ミ・ツ♪

黒宮れい写真集 夏休みのヒ・ミ・ツ♪

(ちょっと下剋上を期待してたのだが)

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