劇場版は東堂と巻島の“ウエディングムービー”だった!? アニメ2期も全力で楽しむしかない『弱虫ペダル』をおさらい!

1410_pedal_1.jpg『弱虫ペダル GRANDE ROAD』公式サイトより。

 全国の女子に“ロードバイク”ブームを巻き起こした超人気アニメ『弱虫ペダル』、いよいよ来週10月6日(月)よりアニメ2期(『弱虫ペダル GRANDE ROAD』)の放送が始まります! アニメ化前、女子ファンは少なめだったこの作品、実は2008年から今も連載中という隠れたロングラン人気マンガなのです。自転車競技に青春をかける高校生たちの熱いバトル、そして魅力的なキャラクターたちがくり広げるエピソードは見どころ満載です。

 さて、じっくり原作を追うことに定評のあるアニメ版。主人公・小野田坂道が仲間と出会い、総北高校自転車競技部に入部するところから、その後行われる1年生レース、合宿を経て、ときどき“箱学”こと箱根学園の皆さんを見せつつ、夏のIH(インターハイ)まで余すとこなく映像化してくれました。が、アニメ1期はIH・2日目のゴール直前で終了という、実に気になるとこで2期持ち越しという展開に……(笑)。

 そんな、弱ペダファン待望の『弱虫ペダル GRANDE ROAD』。今回はアニメ1期を振り返りつつ、現在上映中の劇場版『弱虫ペダル Re:RIDE』の見どころを紹介していきたいと思います!

 アニメ1期の見どころは、なんと言っても山登りの名手・東堂尽八と巻島裕介の箱根山頂バトル! ライバルにして最高の仲間、お互い頂上を目指して3年間戦い続けた2人の熱いラストレースは必見です。トラブルを乗り越え、すれ違いからの最高のレース。ライバルがいるから強くなれる……基本を極めつくした東堂とイレギュラーな巻島という真逆のプレースタイルで、相手を認めているからこそ勝ちたい、そして戦いたいとお互いの名前を叫びながら山道を疾走します。一方、私生活では東堂が巻島に毎日電話して着信履歴を埋め尽くしたりと、ライバルの度を超えて大変なことになっていました(笑)。ライバルには毎日コンディション最高でいてほしい、それも仲間を思ってのこと!?

 またゴール前スプリントでの総北・今泉俊輔の成長、それを支える金城真護の“エースと主将”コンビ。一人で走り続けてきた今泉が初めて仲間に救われ、そして“チーム”を意識するように……。そして対抗する箱学・荒北靖友と福富寿一の“アシストとエース”コンビ。アニメではヤンキーだった荒北が福富に自転車を教えられ、すっかり福富を信頼しどんどん自転車に熱中していくエピソードも描かれていました。3年生が3年間かけて作ってきたかけがえのない絆、東堂と巻島もそうですが、いいですねぇ……。そしてさらにそこへ一波乱投じるのは、“1年エースとザク”の京都伏見・御堂筋翔と石垣光太郎。原作でも“不気味カワイイ”とという新ジャンルを広めた(?)御堂筋、アニメで完全再現された動きと声優・遊佐浩二さんの熱演によりその魅力がますます輝くばかり。そしてこの3校が揃って、IH・2日目のゴール争い!! 2期は1話から白熱の展開が予想されます。

 そして個人的におすすめなのが、IH・2日目、暑さで体調を崩してしまった総北・田所迅を引っ張る小野田の「恋のヒメヒメぺったんこ」大合唱(笑)。麗しい胸の谷間(※筋肉)を見せつけながら息を荒くして“萌えアニソン”を歌う田所(※CV.伊藤健太郎)から目が離せない!? オタク友達を探していた小野田くん、ここでようやく一緒に歌ってくれる相手できて良かった……のか!? 言ってること、やってることが無茶苦茶なのに、誰もが小野田坂道を信じてしまう……仲間がいるから戦うことができる、“6人で1つのチーム”という金城の意思を頑なに守ろうとする小野田の強さが奇跡を呼んだ瞬間でした。でも、もし私が選手で、後ろからアニソン歌いながら爆速で坂を登るデカチビコンビが迫ってきたら、きっと泣いて逃げます(笑)。

1410_pedal_3.jpg『弱虫ペダル Re:RIDE』公式サイトより。

 ほかにも涙なしには見れない合宿の“チーム2人”こと手嶋純太と青八木一の絆、「アブ! アブ! アブゥ!!」と叫び爆走する箱学・泉田塔一郎で度肝を抜いた脳筋スプリント対決、箱学・新開隼人がトラウマを克服した御堂筋とのスプリントレースなど見どころは山盛り。特に新開のスプリントレースは熱かった! 御堂筋の“悪役ぶり”も最高! それに揺るがぬ“全員がエース”の王者箱学、その威風を見せつけていました。そして個人的に新開(※CV.日野聡)が喋るたびにセクシーすぎて、もう喋らないでくれ! いや喋ってくれ!! と興奮が止まりませんでした(笑)。

 またアニメ2期に備え、今まさに好評上映中の劇場版『弱虫ペダル Re:RIDE』も観て参りました。

……あのですね! 一言で言えば! 「こういう“東巻”同人誌10000000000000冊読んだ」って感じでした!!!!! 観終わった後はもはや興奮というか解脱……脳処理が追いつかず放心状態、から一周して逆にすべてを受け入れ、菩薩のような眼差しで制作会社に向かって五体投地。

 本作はアニメ編集+描き下ろしとのことでしたが、再録内容としては本当にそのまま“忙しい人のための1時間30分でわかるアニメ1期”という感じ(笑)。とにかくハイスピードで小野田の入部から、IH・2日目中盤までが流され、それぞれのキャラの見せ場が1つ2つ入ってきます。確かにアニメ2期に向けた復習としてはバッチリ。

 そしてその合間というかむしろメインで、東堂の実家こと旅館「東堂庵」に招待される巻島と小野田の姿が……!! ひ、ヒエー! 遊びに行っちゃったよ! 原作でも公開されていなかった東堂庵、まさかの映画で登場でした。めちゃくちゃ立派なでっかい日本建築……普段は友人を入れないという客間で、IHの勝負を労わって豪華料理と天然温泉(ハート) 巻島が東堂と温泉に浸かっているシーンが出た瞬間、脳裏に浮かんだ言葉は「混浴」でした(笑)。ちげーから!! 巻ちゃん長い緑髪をひとまとめにしてるし、肌も白くて細いけど、全員男だから(笑)!! 小野田がIHを思い返して本編を語る間に、“ライバル”同士の巻島と東堂はここでも長風呂対決、温泉卓球対決など何かにつけて勝負をしようとします。「雌雄を決する時が来た!」と東堂が叫びますが、ほう、男2人で“オスメス”を決める勝負ですか……(腐女子耳)。小野田はすっかり二人の見守り役、ってお前ら後輩の前で何やってんねん。

 長風呂対決は当然みんな全裸です。全裸です!! 東堂庵の温泉はにごり湯のようですが、私の目が間違っていなければほんのちょっぴりお湯に透けて彼らの裸体が見えていました……こ、これは萌え系アニメによくある“DVDを買ったら湯気が薄くなるやつ”か!? どう考えても本人たちにはお互いのカラダ、見えてますね……!!? そして温泉卓球対決はもちろん浴衣! 今度はポニーテールに結んだ巻ちゃんが浴衣で大暴れ。東堂もピンポン玉を追いかけ右に左に、そして乱れる浴衣、流れる汗、開く胸元、太ももまであらわになる浴衣の裾……それでも終わらない白熱の卓球対決、くっそ! ありがとうございます!! ここまでやってくれますか劇場版!

 これもう、立派な東巻ウエディングムービーですよ。結婚式で流れるやつ。新郎新婦の馴れ初めってやつ……。とはいえ巻島は夏が終わったら東堂とは離れ離れ。この温泉エピソードはIH終了後の夏休み中のようですが、巻島はその話を東堂にしようとして、結局言えずにいました(涙)。

 そんなこんなでますますケイデンス(回転数)を上げる『弱虫ペダル』、レースもファンも熱くなるばかりです。2期はIH・2日目後半からということで、混戦のゴール前スプリント、そして3日目からは敵校の“呉南工業”も参戦確定!! 知能犯との戦い、アクシデント、総北・鳴子章吉の激走、箱学・真波山岳と小野田のクライマー対決などなど、チームを1mmでも前に送り出すために彼らの熱い戦いが繰り広げられます。

……原作ではIHが終わってすぐ小野田たちが進級していますが、アニメではどこまで進むのかな? ひとまずアニメ2期、IHは今度こそ終わるよなっ(笑)!?
(文/祭屋みきぽ)

劇場版は東堂と巻島の“ウエディングムービー”だった!? アニメ2期も全力で楽しむしかない『弱虫ペダル』をおさらい!のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!