「指原よりかわいい」アイドル評論家・中森明夫が女優・比嘉梨乃を絶賛!? 映画『ぼんとリンちゃん』トークイベントレポ

■「デリヘル嬢に取材して感じたのは彼女達は“女優”ということ。とても勇気をもらいました」 『ぼんとリンちゃん』公開記念トークイベント・レポート

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 9/20(土)より新宿シネマカリテ他にて公開された映画『ぼんとリンちゃん』。
 本作は腐女子とアニヲタのコンビが親友を救出するべく奮闘する中で現実の壁と向き合わざるを得なくなる青春物語。

 本作の公開を記念して9月30日(火)、ゲストに中森明夫氏(作家/アイドル評論家)と本作監督の小林啓一監督、そして本作でキーマンとなる親友(“肉便器”こと“みゆ”)役を演じた女優の比嘉梨乃が公開記念トークイベントに登壇。当日参加した観客とともに、アイドル論を交えつつ、トークが行われた。

 中森氏は「僕は“オタク”という言葉の名付け親だけど、この映画はホントに面白いね。オタク的な口調が見事でしたよ。あれ、演技なんですもんね。それにしても比嘉さんは、“肉便器”なんていう酷いあだ名をつけられている女の子の役でしたけど、あれどうだったの?」と、強烈な役名について言及。

 これに対し、女優 比嘉梨乃は「最初に台本読んだ時は、“なんだこれ?”って思いましたよ。酷いあだ名ですよね。でも、実はみゆちゃんって辛い過去を背負っている女の子なんですね、(主人公の)ぼんちゃんが私の演じたみゆちゃん(肉便器ちゃん)を如何に心配しているか、映画を観ると凄く伝わってきて観ていて泣きそうでした。撮影の時は全然分からなかったぼんちゃんの主張も映画を観て理解できました。とにかく私はここで殻を破りたくって、必死に演じました」と述懐し、「それに、今回デリヘル嬢の役だから取材を実際のデリヘル嬢にしたんですけど、彼女達のプロ意識って凄いんですよ。どんなに嫌な人がお客さんとして来ても、お金儲けてやろうって意識じゃなくって、その人に尽くしてあげたいって気持ちで接して行くと自然と売れっ子になっていくって。本当に女優だなって思いましたし、なんだか勇気をもらいました」と語った。

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 そんな渾身の比嘉梨乃の演技について中森氏は、「比嘉さんの役はもの凄く大事な役回りですね。やっぱり白眉はクライマックスのケンカシーンですよね、あそこのシーン、台詞とか皆完璧ですね。ホントに上手いですよ。普通テレビとか観ていても、ホントに下手な女優いるじゃないですか。でも比嘉さんはホントに上手い!」とその演技を絶賛した。

 そして、アイドル評論家らしく比嘉梨乃のアイドル性についても触れ、中森氏は「僕、AKB48の指原莉乃ファンから、いまスゴイ攻撃されているんですよ。朝起きてtwitter見たら、「この豚野郎」って。でも指原莉乃って、可愛げが売りのアイドルじゃないでしょう。比嘉さんはやはり正統的に可愛いよ。けど、その攻撃見ると、ファンの悲壮感が伝わるんだよね。指原は、俺たちが選ばないとセンターになれないんだっていう悲壮感があるんですよ。前田敦子とかだってさんざん可愛くないってネットでディスられてたりしたしね。」と賞賛した。これに対し比嘉梨乃は、「そういえば、沖縄のウィルコムのCM出たとき、色んなあることないこと書かれたのを思い出しました。“比嘉に道端でウィンクされたとか”色々。」と、アイドル事情についても言及し、中森氏は、「今、地下アイドルの世界ではハグ会っていうのがあるんですよ。それこそアントニオ猪木とかビンタ会ってやっているでしょ。比嘉さんもビンタ会どう?」と提案すると、比嘉梨乃は、「いや、それはファンの方、来てくれないんじゃないですか。私のファンの方々は優しい人が多いですから。」と切り返し、会場は笑いに包まれた。

 終始、中森氏と比嘉梨乃の絶妙な掛け合いに、会場は大きな笑いに包まれた。
【公式レポートより】

■映画『ぼんとリンちゃん』
公式サイト:http://bonlin.jp/
新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開中
監督・脚本・撮影:小林啓一 出演:佐倉絵麻、高杉真宙、比嘉梨乃、まつ乃家栄太郎、桃月庵白酒
主題歌:『迷子のリボン』作詞・作曲40mP/同人誌制作:星野リリィ 製作:マイケルギオン、フルモテルモ
日本/2014/カラー/91分/アメリカンビスタサイズ/(c)ぼんとリンちゃん

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