プロデューサーが語る仮面女子の現状と次なる目標「仮面女子【脱貧乏宣言】OLより稼いでいる!?」「目指すは紅白と世界進出」
2014.10.25
――普通に考えたらメジャーから出した方が多くの方に聞いてもらえるし、露出も増やせるんじゃないですか?
せ:そんなことないですよ。いまはメジャーだとかインディーズだとか関係ありません。工夫と戦略次第でいくらでも露出を増やせるんです。インディーズでしかCDをリリースしていなくても、しっかり成績を残して認めていただければ民放の音楽番組にだって出られる時代なんです。
正直、メジャーで活躍している他多数のアイドルさんよりもインディーズの仮面女子の方がお茶の間に露出していることも多いんじゃないでしょうか? レコードショップにもメジャーアイドルに引けを取らないレベル、それ以上の展開が次回リリースでも用意しています。メジャーメーカーにはよほど契約条件がいいもので無い限りインディーズの方が良いんですよ。良い条件っていうのはそのメーカーの一押しアーティストにしてもらうレベルなんですが、今はメジャーといえど宣伝費にほとんど予算がありません。一度過去にメジャーとアリスが組んだことがありましたが、宣伝費は数十万も無かったです。愕然としましたね。
実際のところ、インディーズでやっているアリスの方が遥かに宣伝費を用意します。それくらいメーカーは今はどこも厳しいですよ。メジャーメジャーと声高らかに叫ぶ時代はもうとっくに終わっています。何よりファンはメジャーだろうがインディーズだろうがどっちでもいいんです。応援しているアイドルが末永く自分の目に見えるところで活動し、活躍してくれることが一番の望みですから。あくまでアリスプロジェクトとしての考え方ですが、メジャーへのこだわりというのは運営、演者のエゴでしかないし、こだわる意味が薄れているのが現状です。
仮面女子は、インディーズがメジャーアイドルよりも強烈なインパクトと成績を残すということを目標にしています。一種下克上のようなドラマティックな物語にしていきたいです。
――せいじさんが思い描いている下剋上は実現できていますか?
せ:まだまだですね。ラウドパークに出させていただいたことに世間は驚いたかもしれませんが、まだまだもっと大きなビッグサプライズを仕掛けていきますよ。まだ秘密ですが、来年の仕掛けは面白いです、アリスでしか出来ないです。もちろん世界に向けてのアプローチもしていきますし、来年末の紅白だって狙っています。
――紅白!? 本気ですか?
せ:来年狙ってますよ。紅白からお声がかかるくらい面白いユニットにします。ぼくの仕事はメンバーと世の中にサプライズの魔法をかけてあっと驚かせてせていくことなんです。今回のサポートバンドのメンバーだってよくブッキングできたなって思われた方が多いんじゃないでしょうか。