地下アイドルだけどメジャー級のパフォーマンスを披露!仮面女子 Loud Park2014参戦

141020_midashi_mini.jpg地下アイドルがさいたまスーパーアリーナに降臨!

 10月18日さいたまスーパーアリーナで開催された日本最大のヘヴィメタルの祭典である「Loud Park2014」に“地下アイドル仮面女子がサプライズ参戦した。

 立ち位置としては午前10時のオープニングアクトで、会場は6割程度しか埋まっていない中でのステージ開始だった。しかし、それでも仮面女子がこれまで経験したことのない会場規模なので、6割と言えども、かつてない数のオーディエンスの前でのパフォーマンスとなった。

 仮面女子が参戦と発表された時、いささか不安だったのが畑違いのジャンルのためのバッシングだ。これはLoud Park2013のBABY METALや、OZZFEST JAPAN 2013に参加したももいろクローバーZに対しても起きた現象だ。当然、仮面女子の参戦にも少なからずバッシングがあがったものの、BABY METALやももいろクローバーZと明らかに知名度が異なるので、メタルファンの中では何がなんだか分からないうちに開催日当日を迎えていた印象だ。

 ももいろクローバーZはオズフェスに参加した際、人間椅子をバックバンドにするというサプライズを用意していた(BABY METALは大村孝佳を中心とした神バンドがもともとサポートしている)。今回の仮面女子も人間椅子を上回るサプライズバックバンド(Gt. DAITA、Ba. 山下昌良、Dr.真矢⇒参照記事)を用意し、万全の布陣を構えての参戦だった。

 仮面女子がステージに登場すると、彼女たちを熱く応援するいつものファンとともに、興味本位で見に来ているだろうメタルTシャツを装備したメタルファンたちからも歓声があがり、まさに異種格闘技戦さながらのライヴ開始となった。

 ただ、メタルファンが彼女たちのパフォーマンスを見に来たのはバックバンドの力も大きかった。「DAITA!」「マー君!(山下昌良のニックネーム)」「真矢!」の声が方々から相次いだ。きっかけはなんであれ、仮面女子のパフォーマンスを見てもらう、という意味では大成功だ。となりのステージでBATTLE BEASTのライヴ開始を待っているファンたちも、物珍しそうな目で彼女たちのライヴを見ていた。

141020_main2_mini.jpgLoud Parkという大海原を渡る立花あんな

 肝心な彼女たちのパフォーマンスだが、全力で歌い、全力で踊り、ステージが広くても端から端まで使い切り、ステージとファンの距離があってもゴムボートで宙を浮かぶ。完全無欠な仮面女子のライヴだった。地下アイドルでもLoud Parkという超ビッグイベントないしは、さいたまスーパーアリーナという地に立てるんだという歴史的瞬間でもあった。終演後、彼女たちに話をうかがったところ、ステージからファンのみんなの顔がはっきりと見えて、いつもの力を出すことができた、と笑顔で語ってくれた。

 一つ残念だったのが、オープニングアクトということもあってか、出音全体がこもっていてPAがあまりうまくいっていない印象だった。せっかくのDAITAの流麗なソロや、山下の骨太なベースが引っ込みぎみで、最近使用し始めたというアヘッドのスティックとグローブを装備した真矢のプレイもスネア以外は聞き取りづらかった。

 しかしそんな状況をも凌駕するパフォーマンスを仮面女子は見せてくれた。来年、同じ地でワンマンライヴが控えている。Loud Parkで手ごたえを感じた彼女たちは、次にどんな驚きを与えてくれるのだろうか。

141020_main3_mini.jpg仮面女子のバックバンドを務めた、Ba. 山下昌良、Gt. DAITA、Dr.真矢(左から)

(文=Leoneko)

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