「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

スカウトキャラバンにマンガ投稿サービス…新人発掘に力を入れる「週刊少年ジャンプ」

――発行部数267万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1409_jump44.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年44号(集英社)。

 本日29日に発売された「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年44号の表紙と巻頭カラーは、今週末10月5日よりテレビアニメが放送開始となる『ワールドトリガー』。前号では作者の病気治療のため休載となった本作だが、無事記念となる号での復帰にファンも一安心といったところだろう。情報ページでは、アニメ化に合わせてサッカーチーム・FC東京とのコラボレーションや、ファイル転送サービス「Giga File便」(http://gigafile.nu/ 10月2日~8日まで)でのキャンペーンなど、各種企画が発表されている。アニメ化によってさらなる人気獲得が見込まれる本作に期待したい。

 今週の掲載順では、先週のセンターカラーに続いて『ハイキュー!!』が2番手に急上昇。『ハイキュー!!』は先日アニメ放送が終了したものの、11月に各地で開催される「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2014」ではオリジナルエピソードが上映予定など、まだまだ勢いは衰えそうにない。また、今号の『ハイキュー!!』は、先週オープンした「ジャンプ+」(http://plus.shonenjump.com/)の「ジャンプ本誌番外編+」の対象となっていることにも注目。「ジャンプ本誌番外編+」では人気連載の描き下ろし“プラス話”が配信されるので、『ハイキュー!!』ファンはこちらも合わせてチェックしたい。掲載順位ではそのほか、新進作『僕のヒーローアカデミア』と『火ノ丸相撲』がすっかり上位常連に。『ジュウドウズ』を始めとした新連載3本も始まったばかりなので、今後の順位変動から目が離せない。

 今号の注目は、大々的に告知されている「ジャンプスカウトキャラバン2014」を始めとした“新人発掘”企画。全国7都市でマンガ原稿の持ち込みを受け付ける「スカウトキャラバン」は毎年恒例となっているが、今号には、前号にも掲載された持ち込み応援企画「ジャンプに持ち込みに行こう!!」の後編として、ドキュメントマンガが掲載されている。また、先週の「ジャンプ+」開設と同時に、“新人発掘”としてマンガ投稿サービス「少年ジャンプルーキー」(http://rookie.shonenjump.com/)β版がスタート。このサービスはプロ・アマ問わずにオリジナルマンガを投稿することで、「少年ジャンプ+」アプリにて配信することができ、その作品が「ジャンプ」編集者の目に留まれば「ジャンプ」での掲載も夢ではないという。これらの企画からは「ジャンプ」の新人発掘にかける思いがうかがえるだろう。11月より本オープンとなる「少年ジャンプルーキー」の成否に注目だ。

 最後に、今号ではテレビアニメ放送を記念して、兄弟誌「週刊ヤングジャンプ」連載中のマンガ『テラフォーマーズ』の特別読み切りが掲載されている。コミックスが累計883万部を突破する人気のSFアクションマンガだけに、ファンはもちろん、未見の読者も是非一読してみよう。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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