裏切りは戦の華! 定食屋で飯食って悪の幹部が仲間になった『トッキュウジャー』第29駅

 ワインをモチーフにしたボトルシャドーは、赤と白のビンを模した頭部から強力なビームを発射しますが、その前に、必ずソムリエ気取りの薀蓄を唱えます。その意味不明なたわ言でビーム発射のタイミングを計り、あらかじめ3つのチームに分かれているトッキュウジャー+シュバルツの6人が、バラバラの位置から攻撃すれば、2つしかビームを発射できないボトルシャドーは対応できなくなる。そして最後にライトが止めをさすと。

 意味不明な薀蓄……ワインをこよなく愛する川島なお美さんが聞いたら、悔しさのあまり「私のワインは体から出て来ているの」とシャドー怪人化しそうな作戦ですが、ライトたちは納得したようです。そんな中、ボトルシャドーが出現して、早速攻撃を仕掛けてきました。

「ともすれば黒にも見える重厚感あふれるしっかりとした赤」

「爽やかな酸味の背後に漂うローストしたエスプレッソとグローブの香りを思わせる白」

 ……すいません、やっぱりシュバルツの言ってることが正しかったようです。当のシュバルツは、久しぶりに明とチームを組んでまんざらでもない雰囲気です。ところがボトルシャドーには奥の手が残されていました。「ほのかな薔薇の香りと、すっきりとしたカシスの酸味が鼻を抜けていく、見目麗しく爽やかなロゼーー!」と赤と白、二つの砲塔から同時にビームを全方向に発射する大技を見せたのです。

 トッキュウジャーたちは、その攻撃をモロに受けて倒れてしまいますが、明を盾にしたシュバルツはビームの直撃を避け、ボトルシャドーを撃破。ところがシュバルツは、トッキュウジャーが弱っている間に、ドリルレッシャーを明から奪いとってしまいました。そう、シュバルツの狙いは最初からドリルレッシャーだったのです。わずか10分で敵から味方に、味方から敵と転身したシュバルツさん。かつて彼を紳士だと思っていた時期が、俺にもありました……。

 信じていたのに――と、珍しく激怒したライトがシュバルツに立ち向かいます。以前はひとたまりもなくやられていたのに、今回はハイパー化もしないでなかなか互角の勝負。やっぱりライトも強くなっているんですね。そうこうしている間に復活したボトルシャドーに、ハイパーレッシャーでパワーアップしたヒカリが応戦。いつの間に、ヒカリもハイパーレッシャーが使えるほど妄想(イマジネーション)が強くなったのか。まあ、ここのところ色々あったしな(トカッチとBL的展開とか、トカッチとBL的展開とか)。

スチームパンク造形作品1000

スチームパンク造形作品1000

スチームパンク…それはロマン…って、シャドーラインはそのデザインモチーフ!?

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