芸能界の“シルバーゲーマー”がすごい!

自分専用の筐体を持つほどだった! “シルバーゲーマー”大山のぶ代が見せる『アルカノイド』の超絶テクニック

1409_gamer_o.jpg株式会社アクターズセブン公式サイトより。

 先日の「敬老の日」にかけて芸能界の“シルバーゲーマー”を紹介。これまでに『バイオハザード』シリーズにアツい情熱を見せる鈴木史郎さん、加山雄三さんをクローズアップしていきました。加山さんはなんと『バイオハザード1』において、難易度の高いナイフ使用限定クリアというプロフェッショナルな縛りプレイを成し遂げるなど、高齢ながら若者ゲーマーも顔負けのテクニックの持ち主です(参考記事)。3回にわたりお送りしてきた有名“シルバーゲーマー”特集ですが、最後はとあるゲームのプロである、国民的声優を紹介していきます。

■大山のぶ代
“『アルカノイド』のプロフェッショナル”

  大山のぶ代さんと言えば、1979年~2005年まで『ドラえもん』のドラえもん、またスパイク・チュンソフトよりリリースされているゲーム『ダンガンロンパ』シリーズのモノクマなどでお馴染みの国民的声優であると同時に、ゲーマーとしても有名です。

 そんな大山のぶ代さんが最も得意とするゲームが、タイトーが1986年にリリースしたアーゲードゲーム・『アルカノイド』。自己申告によるベストスコアは驚きの「120万点」。クリアするだけでも難しいゲームなのにこのスコアはスゴい……! 参考までに、『アルカノイド』ですが、素点はおよそ54万点で、全面で敵を100匹撃って30万点、ボス面で残機10機つぶして稼いで15万点。これでやっと100万点に到達すると言われています。大山さんのテクニックは“神の領域”ともいえることが伺えますよね。

 2005年には、クラブセガ新宿西口の1日店長を務め、その際『アルカノイド』の腕前を披露し、最終ボス戦の攻略方法まで紹介したとのこと。2007年には、ニンテンドーDS用ソフト『アルカノイドDS』リリースイベントにも出演し、トークやプレイを披露されたそう。その際には、あまりの腕前にファンから歓声が上がったそうです。ここまで来ると、『アルカノイド』と言えば大山のぶ代さんと言わざるを得ないですよね。

 2008年には心筋梗塞と脳梗塞を併発し、緊急入院されました。ファンや関係者からも心配の声が多く上がっていましたが……しっかりと療養をされ、ほとんど元通りにまで回復されました。

 そして大山のぶ代さんは、自身の別荘に筐体を設置するほどの『アルカノイド』好き! プレイしていなくてもBGMを聞くために電源を入れておくこともあったそうです。ですが先日、高田馬場にあるゲームセンター「ミカド」さんへ、その筐体が引き継がれることとなりました。病後なかなか遊ぶことができなくなり、筐体を手放すことを考えての決断だそう。いろいろな縁によりミカドさんへ移動することとなったのです。

 とはいえ大山のぶ代さん側からは「保管ではなく自由に使ってほしい」と申し出があったそう。ミカド店長のイケダミノロックさん曰く、「筐体については、お預かりしているという意識。返すその日までは大山のぶ代さんのご意向に沿って開放していきたい。もし、大山のぶ代さんが遊びたいと思ったときは、いつでもミカドに来てほしい」とのこと。

 『アルカノイド』をこよなく愛した大山のぶ代さん。なかなか遊べなくなった今も、そのスピリットは継承されており、大切に残されています。忙しくてなかなか行けませんが、私自身もミカドに行って、『アルカノイド』を実際に遊んでみたいと思いました。もしかしたら遊んでいる内に、「ドラえもん」の声が脳内で聞こえるかも……!?

 というわけで、3名の“シルバーゲーマー”を紹介していきましたが、彼らのゲームに対する情熱、本気度については、ゲーマーとしてだけでなく、人生の先輩として「生き方」を指し示してくれたように感じました。もしかしたら、ゲームが元気の源なのかもしれません。ゲームを愛し、日常の一部として楽しみ、毎日を充実する……そんな諸先輩方の姿勢に、ただただ尊敬するばかりです。
(文/らくしゅみっくす)

アルカノイドDS

アルカノイドDS

ミカドに行けない人はぜひ

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