Kindleでも読める30年前の名作プレイバック 第15回

「あぶあぶ美人のオシッコだ」もはやギャグ漫画!? 時代を感じるエロ漫画『肉感ゲーム』の威力

――今から30年前以上前、そう僕らが子どもだったあの頃に読みふけったマンガたちを、みなさんは覚えていますか? ここでは、電子書籍で蘇るあの名作を、振り返っていきましょう!

140923_rum.jpeg(イラスト/村田らむ)

 この「名作プレイバック」の連載ではこれまで、僕が過去に読んできた作品を紹介してきた。若い人に、世代的に読んでいない傑作を紹介したいというテーマもあったのだ。

 しかし、今回紹介する『肉感ゲーム』に関しては、これまで全く知らなかった作品だ。

 ある日、Amazonにいきなり「この商品がオススメです!!」と言われたのである。

 普段はスルーするのだけど、表紙のインパクトに思わず購入してしまった。

『肉感ゲーム』が最初に単行本されたのは、1978年。今から36年前である。雑誌に掲載されていたのは、それより前であることを鑑みても、「本当にみんなこれでヌイていたの?」 と驚いてしまった。

 勉強不足で、作者の土屋慎吾氏も全く知らなかった。困った時のウィキペディアで調べてみると、水木しげるの元アシスタントで、つげ義春などと働いていたそうだ。

 水木プロ時代の思い出は、『ゲゲゲのアシスタント』としてブログで発表していたそうだが、現在ではブログも閉鎖していて、読めなかった。電子書籍になったらぜひとも読みたい作品である。

 かつてエロはテクノロジーの普及を後押しをしてきた。アダルトビデオを見たいがためにVHSを買った人は数え切れないし、エロゲームをするためにコンピューターをはじめた人もたくさんいるだろう。スマートフォンやタブレットPCの時代になって、ダウンロードでアダルトビデオを買う人も増えた(違法ダウンロードで見ている人はその何倍もいるだろうけど)。

 電子書籍とエロマンガは非常に相性がいい。リアル書籍の一番の難点は、かさばることである。

 リアル書籍なら、部屋をうめつくす勢いのエロマンガも、電子書籍なら全くかさばらない。そしてエロマンガを持っていることがバレないから、女子も部屋に呼び放題である。これぞ未来のエロマンガ生活である。電子書籍の未来は、エロマンガにあると言ってもよいのではないだろうか?

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