―GLacéの“萌え”というコンセプトは王道中の王道ですよね。新規ブランドが参戦するには競合や類似作品が多くて大変なんじゃないですか?
大和:確かに萌えはメインストリームなので、他社との差別化がものすごく難しいです。なので、ユーザーが求める萌えをきちんと表現できるように日々研究しています。剣や魔法などのファンタジー要素を萌え作品に入れるのはあまり良くないとか、登場キャラクターが幼すぎる容姿だと手に取ってもらえる機会が減ってしまうとか、でも胸は成長途中の膨らみかけがちょうどいいのではないか、とか。
大和:萌えはライバルが多いのでもう一軸、別の路線を用意しようと社内検討したところ、社員にロリコンが多いということが分かったので、だったらその路線で行こうとなりました。―Galetteをロリータとしたのは?
―(笑) ではそのロリコン作品である『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!』についてディレクターのちゃたさんに話をうかがわせてください。まず今作はどういった内容なのでしょう?
ちゃた(以下ちゃ):右手を怪我をしたお兄ちゃんのために、四人の妹たちがお兄ちゃんの右手代わりになってお世話をしてくれる様子をキャッキャウフフに描いたゲームです。アニメや漫画でいうところの日常系(※編注:劇的なストーリー展開がなく、登場人物達が送る日常を淡々と描く作品)に近い内容です。いつでもどこにでも存在して当たり前の実妹との生活をゆったりと楽しみたい方にはドストライクな内容となっています。
―やっぱりブランドコンセプトに乗っ取ってハードな内容はないのですか?
ちゃ:凌辱や乱暴シーンなんかは一切ないですね。
―浮気とか寝取られとかも?
ちゃ:ないです。浮気しようにも主人公と妹たち以外の登場人物がほとんど出てこないんですよ。
●一つ屋根の下で暮らしてきた仲だからこそ生まれる距離感
―『おに禁』の一番の楽しみどころって何ですか?
ちゃ:妹たちとの距離感ですね(即答)。一緒に暮らしてきた実妹だからこそ生まれる空気ってのがあるじゃないですか。『おに禁』の妹でいうなら、一番上の妹“つぐみ”は長女なだけあってしっかりしている。主人公と年齢が近い分、話もしやすくて友人のような関係になれるけど、時にはケンカもする。一方、一番歳の離れた末っ子“ゆき”は甘えん坊でなんにもできないけど、主人公から見てとにかくかわいくて仕方がない。どんな失敗でも許せちゃう。
こういう感情って本当の家族だからこそ湧いてくる愛着ですよね。だからエッチシーンもストレートに入るというよりも、日常生活の中で起きるハプニングからもとになるものが多かったりします。それを感じて楽しんでもらいたいんです。
その距離感をさらに楽しんでもらうために、通常予約特典に「覗き見ダイアリーパッチ」を付けています。(※編注:早期予約特典には「ぬれぬれすけすけクリアファイル」がさらに付いてくる)
―覗き見ダイアリー……? それは一体?
ちゃ:エッチシーンで視点を切り替えることができるパッチディスクなんです。基本は主人公であるお兄ちゃん目線でストーリーが進むんだけど、エッチシーンを妹目線に切り替えられるんです。お兄ちゃんがこんなことしてきた…あー恥ずかしい! とか、心の声を聞くことができるってわけです。
―それはボイスありでってことですか?
ちゃ:もちろんです。ドラマCDみたいな感じで楽しめるんで、妹たちの本音がのぞけてグッと距離が縮まりますよ。
―なるほど。ではそのパッチディスクも含め、妹との距離感を描くために、何か参考にしたものってあるんですか? それとも実際に妹がいらっしゃったから描けたとか?
ちゃ:『おに禁』に出てくる四姉妹はぼくが持っている理想の妹像そのものなんですが、リアルな妹はいないんですよ。だから距離感がブレないように描き続けるのは大変でしたね。人から話を聞いたり、ネットで調べたり、無数にある妹データをコツコツと集め続けて作りあげました。
―『おに禁』はタイトルのインパクトが非常に強いですよね。もちろんこの右手というのはオナニーをする際の手を指していると思うのですが、右手の使用禁止という点に対して左手派のユーザーから何か反応はありましたか?
『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!』おっぱいは膨らみかけが一番! 萌え萌えの妹たちとキャッキャウフフな“性”活!!萌えゲーアワード2014 フェチ系作品賞受賞!のページです。おたぽるは、インタビュー、PCゲーム、ゲーム、エロゲー、児童ポルノ法、ビートたけしのTVタックル、Galette、GLacé、萌えゲーアワード、ロリゲー、ちっぱい、萌えゲー、ALcotハニカムの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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