蒼井翔太の歌声に平尾昌晃が「オリジナルを書きたい」と絶賛! 堺正章も聞きほれた声優の歌声

2014.09.18

蒼井翔太1stシングル「Virginal」(通常盤)

 9月17日の『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)では「歌の異種格闘技戦2時間スペシャル」が放送された。この番組はカラオケの得点数を競うもので、今回は「ロック」、「演歌」、「ミュージカル」、「宝塚」……と各界の“歌ウマ”有名人が登場した。そんな中、「声優アーティスト」枠として『うたの☆プリンスさまっ♪』の美風藍の声を務める蒼井翔太、「グラビア声優」枠として海外テレビドラマ・『ゴシップガール』のナレーションや、『THE IDOLM@STER』の三浦あずさの声を演じているたかはし智秋が出演。“声優アーティスト”は水樹奈々などの活躍により、世間にも広く知られるようになりつつあるが、番組で2人は改めて“声優の歌唱力の高さ”をお茶の間に見せつけた。

 まずは、たかはし智秋が登場。番組では声優だけでなく、グラビア活動もしているたかはしを“セクシーすぎる声優”と紹介。番組MCの堺正章に「将来はどのような活動をしていくんですか?」と聞かれるとたかはしは「こういう形で」と答え、これからもセクシー路線で活動していくと示唆した。また、自己紹介でセクシーボイスを披露すると、「たまんないよ!」とタレントのJOYがその声の虜に。

 そんなたかはしが歌うのは映画『アナと雪の女王』から「Let It Go~ありのままで~」。たかはしは2011年に「今夜はチュパ○リコ」【編注:○はハートマーク】でアーティストデビューしているだけあって、その歌唱力は抜群。番組にゲスト出演していた、五木ひろしや松田聖子などへの曲提供でも知られる作曲家の平尾昌晃には「声優は発声がいいからものすごくいいですね。なに歌っても(歌を)生かす。それと表現力もあるし余裕もあるし」と、たかはしを高評価した。

 その後登場したのが蒼井翔太。番組は特に蒼井を積極的に取り上げる様子が見られ、番組序盤から蒼井のライブ映像などを流し、「ライブチケット即日完売」、「声優界の期待の星」、「天使の歌声」と紹介していた。

 そんな蒼井が歌ったのはアン・ルイスの「あゝ無情」。美風藍などで知られるように、蒼井は透き通るハイトーンボイスが魅力的で、男性ながら見事アン・ルイスを歌い上げた。その歌声に堺正章は「何ともいえない世界を見せてもらったような」と脱帽するとともに、「あなたはあの……人間的には普通の女性なんですか」と蒼井の性別に疑いを持つシーンが。それに蒼井は笑いながらも「よく聞かれるんですけど男性です」と答えた。

 蒼井の歌唱力に対し、平尾は「もう声優じゃないよ。あのリズム、ノリ方、シンコペーション(音楽のリズムに緊張感を生み出す手法)のつけ方、音程のよさ抜群だよ」と絶賛。また「オリジナルを書きたくなるくらいいいものを持っている!」という平尾のコメントに、堺正章は「平尾先生の作曲、堺正章の作詞で実現するといいね~」と発言していた。

 蒼井は惜しくも上位に食い込むことはできなかったが、「また、呼んでいただけた時にレベルアップできるようにがんばります」とコメントを残した。

 結果、声優陣は決勝進出を果たせなかったが、カラオケマシーンでは譜面通りに歌わないと減点となってしまい、たとえその歌のオリジナル歌手が歌っても高得点にならないこともあるようだ。しかし、平尾昌晃が2人を高評価していただけに、声優の歌唱力の高さが世間にも知られる機会になったのではないのだろうか。

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