~私は如何にして心配するのを止めてYUIMETALを愛するようになったか~ 第2章

BABYMETALの“メタル・レジスタンス”を追う―その燃え盛る炎がすべての誤解を焼き払う 

 アイドルに全く興味なかった。なのにどうして、私はYUIMETALの画像を無意識にカーソルを合わせて右クリックで保存しているのか。これは、BABYMETALに身を捧げた31才独身男の“参戦”の記録である。

1409_babymetal_2.jpg(イラスト/竹内道宏)

■「誤解されてるが故に、燃え上がる」

 BABYMETALはいまだ誤解されている。

 8月、「SUMMER SONIC 2014」に向かった。BABYMETALが幕張メッセ内で最も大きい会場、マウンテンステージに出演する。チケット代16,500円をすべてBABYMETAL一つに捧げる。それも仕方ない。YUIMETALのぷにぷにのほっぺたが約2万人を魅了する光景を見逃すわけにはいかないのだ。

 今年の夏、BABYMETALはスラッシュメタル四天王全てに邂逅を果たした。メタリカ、スレイヤー、アンスラックス、メガデスと共演した。まるでジョークのようだが、これは紛れも無い現実。彼らと共に撮った写真がTwitterとFacebookに次々にアップされていく。かつて手の届くはずのなかったはずの“BIG4”の頬が弛み、鼻の下が伸びる。世界のメタル界のカリスマが一挙にただのおじさんになっていた。

 さらにレディー・ガガとのアメリカツアーでは、ガガがBABYMETALのライブ中に最前で踊り狂う動画がインターネット上に出回った。世界のポップモンスターがただのバンギャになっていたのだ。世界で確固たる地位を確立した大物たちのハートを掴んでいき、その化けの皮を剥がしていく。それを海外の人々が反応していく。“メタル・レジスタンス”は着実と成功の一途を辿っている。世界中がBABYMETALという表現を受け入れている。そう思っていた。

 しかし、その希望は私の身近で覆された。この連載の第一章目がアップされた翌日、ある友人から件名なし・本文なし・添付画像のみのメールが送られてきた。開くとそこにはスクール水着の幼女が写っていた。ウィンドウをそっと閉じた。突然の画像テロに、パソコンの前でうなだれた。

 単なるBABYにはなびかない。そこにMETALが付くことで成立する。両極端のバランス感覚に長けた表現になる。これは必死の言い訳にしか聞こえないだろうか。

 BABYMETALを知らない人からしてみたらいまだ、イコールただのロリコンというイメージ。私はロリコンと思われてもいい。でもBABYMETAL=ロリコンっていうものだけは納得できない。この理由で犯行に至った友人が「ベイビーメタル好きだから喜ぶと思って」と供述した。「ベイ」の時点で「ベビーメタルな」と返すしか術はなかった。この連載のYUIMETALのほっぺたぷにぷに記述が生んだ弊害なのか。誤解を解きたい。BABYMETALは幼女を嗜むだけのものではない。そのアリバイを明確に表したい。

LIVE ~ LEGEND 1999

LIVE ~ LEGEND 1999

YUIMETALのほっぺたに注目

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