【今週の『腐ree!』】『Free!-Eternal Summer-』~俺の初リレーを凛に捧ぐ~「第10話」腐女子的レビュー

“夏だ! ホモだ! 『Free!』だ!!”
 このコーナーでは、毎週お騒がせな男子高校生水泳アニメ『Free!』を腐女子の視点で徹底解説……。するまでもなく純度100%濃縮還元ホモなので好きなだけ語っていきます。※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『Free!-Eternal Summer-』
10Fr「涙のシックスビート!」

1409_free_10.jpgFree!-Eternal Summer-公式サイトより。

 浮かれた感想……書いてる場合じゃ……ないんですけど………。(デスボイス)
 今回は“宗介の初恋”にじっくり迫った物語でした……。

 今週は、ロッカールームで悪化する肩を冷やす宗介から。そこへ似鳥が来て宗介は慌てて肩を隠しますが、似鳥は違和感に気づいてしまった様子。ところでこのジャージ全開でたくましい胸元を見せつけながら大股開きでベンチに座るスタイル、どう見ても“ウホッ! いい男”です。本当にありがとうございましたwwww

 地方大会は進み、自己ベストを出すも怜のバッタは5位。渚のブレも届かなかったようで、地方大会のレベルに落ち込む岩鳶高校一同。しかし水泳始めてたった2年弱で地方大会の5位って、怜、本当に努力したんだなぁ。美しい!! 一方、鮫柄学園は同じくバッタで圧倒的な速さを見せつける凛が会場を沸かせていました。しかしその熱狂から離れた廊下のベンチで、宗介は一人肩を押さえながら過去を思い返していて……。

 小学生時代、たった一回だけ凛と出場したリレー。5位に終わった結果を見て「次は勝とう!」とはしゃぐ凛に、宗介は「俺はリレーに向いてない」と言います。誰かのせいで負けたり、勝っても自分だけの力じゃないのはつまらないと。リレーへの夢をバカにされたと思った凛は宗介のゴーグルを掴み上げますが、先生たちに止められケンカは中断。
 そして貴澄も回想に登場! 何だ君はホモの仲人か(笑)! 「一緒に泳いでやればいいのに」と言う貴澄に、宗介は「何かしてやるとか、俺と凛はそういうんじゃねえ」と言います。「二人はライバルだもんね」と言われて宗介は嬉しそうです。そして次の日、拗ねる凛に「バッタで勝負しようぜ」と持ちかけると「フリーならやる」との返事。プールでのケンカはプールで決着をつける……仲直りの拳を合わせ、二人はまた一緒に泳ぐのでした。

 SC以外でも親友だった小学校時代、毎日遊び、クリスマスも一緒(風邪っぴき凛カワイイ!)、仲良くランドセルを並べて走る宗介と凛。子犬のようにじゃれ合った楽しい思い出……しかし小6の冬、凛は満面の笑みで「一緒にリレーやりたい奴を見つけた」と言い出し……。

 そして現在、高3になり再び同じチームで泳ぐ凛に呼ばれ宗介は目を覚まします。ぼんやりした様子が気掛かりで、凛は「今朝の練習の時も変だった」と隣に座りそっと詰め寄ります。何でもないと声を荒げる宗介に少し考え、自販機でコーラを買い「おごりだ」と投げ渡す凛。すると思わず右腕を伸ばして受け取ろうとした宗介は、肩の痛みに動きを止めコーラを取り落としてしまい……。

 投げる前に一瞬躊躇った凛は、気のせいであって欲しいと願ったのでしょうか。しかし予想通りの結果にボソリと「お前、肩痛めてんだろ……」と指摘すると宗介は黙り込みます。そして強引にジャージを脱がせると(←文字で書くとすごい状況ですが萌えてる場合じゃない!)痛々しく腫れ上がった肩が……。諦めた宗介はポツリと「やっぱお前には嘘つけねえか」と穏やかな顔になり、“2年ほど前にやっちまった”と。そしてスカウトが来たというのも嘘だと、隠し続けていた“真実”を話すのでした……。

 個人競技が終わり、結局岩鳶一同は誰も決勝まで残れず。けどまだリレーが残ってる! しかしそこに遙の姿はなく……。探しても見つからないと心配する真琴に、渚と怜は「信じて待ちましょう」と言います。そこにあるのは揺らがない信頼とリレーへの夢。遙、いい後輩を持ったね。そんな遙は、凛に言われた言葉を思い返しながら外のベンチで空を見上げていました。しかしそのすぐ近く、ちょうど死角になる木陰で凛と宗介が言い合っているのを目撃してしまいます。

 何で嘘までついて転校してきたんだと問う凛に、「俺達はライバルだ、同じチームじゃない方がいい。ずっとそう思っていた」と宗介は言います。なので小学生の時、突然の転校も何も言わず見送った。そして中学に入り、オーストラリアで一人戦う凛を想って宗介は泳ぎます。しかし凛からの手紙は途絶えてしまい……けれどきっと壁をぶち破って来ると信じ、東京の水泳名門校へ。宗介は夢のためますます練習に打ち込みます。いつか世界の舞台に立った時、その場所には凛がいると信じて。そして日々厳しいトレーニングを続けるうちに宗介は高校水泳界のトップに。しかしそんな時、肩に違和感を感じ始め……。最初は無視していたものの症状は重くなる一方。それでも夢を叶えるにはまだまだ足りないと泳ぎ続け、ついに肩を壊してしまいます。それが高1の夏、そこへ飛び込んだのが江からの「凛が帰ってきた」という知らせでした。

 けれど宗介は情けない姿を“ライバル”の凛にだけは見られたくないと願います。リハビリと故障の繰り返し。周りにどんどん追い抜かれていく。そしてある日ついに「俺の夢はもう叶わない」と気付いてしまい……。そして宗介は、水泳をやめることを決意するのでした。

 あまりの壮絶な告白に言葉を失う凛。そして宗介は、やめる前に一度だけ凛の試合を見に行ったと言います。それが去年の地方大会。同じ夢を見る凛の姿を最後に見ておきたかった……しかし宗介が見たのは、思うように泳げず苦しむ凛の姿でした。あの凛に何があったのかとたまらず駆けつける宗介は、タイミング悪く「水泳なんてやめてやるよ!」と似鳥に当たる荒れ狂った凛を見てしまいます。けれどその後に“例のリレー”でイキイキと泳ぎ、仲間と笑顔を取り戻した凛を見て、夢を失いからっぽだった宗介の心に「俺もまた凛と泳ぎたい」という希望が生まれたのでした。それは幼いころには気づくことができなかった仲間の大切さ。そして宗介は凛に告白します。

 水泳をやめる。けれど最後に、「お前と本当の仲間になりたい」と。

……長い長いラブレターかい!!!! 深夜か! 深夜のノリで書いた恥ずかしいラブレターFrom宗介かッ!! 拝啓、松岡凛様……ってうっさいわ!!!
どんっっっだけ凛のこと好きなんだよ宗介ーーー!!! いやもうこれ初恋じゃなかったら何ですか。凛に恋して憧れて、遠く離れても想い続けて……って一途すぎるよ宗介(涙)。以前、似鳥に言った“本気で泳ぎ続ければ、どこかでまた凛と会える”って言葉は、自分がずっと支えにしてきたものだったんですね……。

 話を聞き終えた凛は「何でもっと早く言わねぇんだ!」と掴みかかりますが、宗介は「言ったらお前……泣いちまうだろ」と早くも彼・氏・面☆
「泣かねぇよ…」と震える声で言う凛は、言葉が出終わらないうちにボロボロと涙をこぼし、あまりに重い想いを抱えた宗介の胸にすがりついて泣くのでした。それを受け入れる宗介の顔は憑き物が落ちたかのように穏やかで……。世界で一番大切な“ライバル”であり“仲間”の凛が自分の代わりに泣いてくれたことで、ようやく受け入れることができたのでしょうか。これカットされたけど絶対抱きしめてた(確信)。

 そして宗介は会場を見上げ「行こう」と言います。「無理すりゃ二度と泳げなくなるかもしれねえんだぞ!」と訴える涙声の凛に、はなからそのつもりで「せっかく似鳥や御子柴とチームになれたんだ」と……。それでも俺が許さないと凛は言いますが、宗介は「必ず泳ぎ切ってみせる。泳ぎたいんだ。お前たちとリレーを」と誓います。

 そこへどこから聞いていたのか似鳥と百太郎が駆けつけた「泳ぎましょう!」と言います。“あの日”から凛と泳ぐリレーに憧れ、宗介の力を借りてメンバーに入った似鳥。その話を聞いて俄然やる気に燃える百太郎。凛が描いていた、お互いを信頼し、讃え、受け入れる最高のチーム。それがここにある。もう怖いものはない。「俺達にも見せてくれよ、“見たことのない景色”を」という宗介の言葉に導かれ、涙を振り切った凛は彼らとプールに向かいます。そして一部始終を聞いてしまった遙もまた、信じて待っていたチームに戻るのでした。

 男子メドレーリレー400m決勝。
 そこに並ぶ宗介の肩を見て驚く渚たちに、遙は宗介が去年のリレーを見て、最高のチームで最高のリレーをしたいと夢を持って鮫柄高校に来たこと、そして怪我をしていることを話します。そして「だから俺たちも本気でそれに応えたい」と宣言。その目はいつものまっすぐな強さを取り戻していて、もう揺らぎませんでした。似鳥と渚、百太郎と真琴、宗介と怜、凛と遙。コースに並んだ4人がそれぞれ宣戦布告を交わします。

 いよいよ競技スタート!! まずはバック、得意のバサロで先制攻撃をしかける百太郎、それをストロークの速さで追う真琴。こうして並ぶと真琴はがっしり、百太郎は身軽なボディの違いがよくわかる(ハート) 抜きつ抜かれつほぼ同時のタッチから岩鳶が猛特訓した引き継ぎで差をつけます。似鳥と渚のブレ。ここでもほぼ同時に宗介と怜のバッタに引き継がれますが、宗介の痛々しい肩を見て鮫柄の応援が乱れてしまいます。そこへ駆けつけたのは御子柴元部長。ざわめく部員たちに喝を入れ、一瞬にして応援再開!
 その大きな期待を背負い宗介は泳ぎます。力強い泳ぎに怜は捉えられてしまいますが、その時宗介の肩に痛みが……。目の目が暗くなり、闇の中をもがいてスピードを落としてしまう宗介。けれど飛び込み台に凛が、仲間たちが待っている。「宗介ぇーー!!」と叫ぶ凛の声が届いたのか、宗介は力を取り戻し一筋の光に向かってストロークをかけます。そして再び浮かび上がった宗介と怜の競り合い! 気合で泳ぎ切った宗介の「凛ーー!!」という声とともに凛が飛び込みます。同時に遙も怜から引き継ぎ、二人ともグイグイ加速。

 去年のリレーが凛を取り戻すものなら今年のリレーは遙を取り戻したのでしょうか。本気のパワーで泳ぐ二人はギリギリのところで競い合います。ターンは同時、拮抗する二人の実力に波打つプール。0.01秒でも早く……伸ばした手が先に届いたのは、遙、そしてリレーを勝ち抜いたのは……岩鳶高校!!
 やりきった遙に、真琴たちが手を伸ばします。本当に全国に行けるんだと勝利を噛み締める岩鳶の4人。おめでとう! そして残念ながら2位になるも「お前らよくやったな」と満足そうな凛に、「サイッコーっす!」と百太郎が飛びつきます。そんな仲間たちを見て、宗介は「……ありがとうな」と似合わない感謝を口にします。“この場所”に戻ってきた……遙は静かに泳いでいたプールを見つめます。そして宗介もまたプールを見つめ、凛に「俺、やっと見つけることができた」と言います。凛は涙を堪えながら「おせーよ」と得意の蹴りで宗介を小突くのでした。

 そんなこんなで、波乱の地方大会は幕を閉じました。予告は花火大会のポスターを眺める真琴と遙、イワトビちゃんフィギュアを握って悩み顔の渚、そんな渚に反発する怜。「空も海も変わらない」と水に浮く遙と「変わらないようで変わっていく。そして、俺たちも」という真琴のナレーション。オーストラリアからのエアメール、宗介と遙の逢引!? そして花火を背に遙の腕を掴んで、何かを告げる真琴の姿……あ、これ、長年の片思いを告白ですね(確信)。いや〜最近告白ブームですか鳥取では! HAHAHA!! 水泳を通して彼らの未来編に移るんでしょうか……うう、来週も見逃せない!

 エンドカードはカルガモの親子を観察する遙と怜。癒し! エンドカードマジ癒し!! この二人が会話してるとこってあまり想像つかないんですが、子カルガモの数でも数えてるんですかね?

【今週の私的見どころ!】
・百太郎のブーメラン水着の太ももと股間の間にちょっとだけ見えてるきわどい肌
・あんまりかわいくなくてかわいすぎる凛の泣き顔に超彼氏面モード入る宗介と遙(お前まで…)
・2期ぶっちぎりで最高に美しくエクスタシーな水泳作画たち(筋肉のエロスも断然パワーアップ!!)
(文/祭屋みきぽ)

■祭屋みきぽ
三度の飯より、若葉の如き少年が織り成す信仰のような恋とホモセックスが大好きな軽率クソ腐女子。

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