博物趣味の“カンブリア大爆発”だ!! ディープすぎる世界『博物ふぇすてぃばる!』レポート

2014.09.02

 8月8日と9日に科学技術館で開催された『博物ふぇすてぃばる!』を、9日に覗きに行ってみた。

『博物ふぇすてぃばる!』がどんなイベントかと言うと、

「自然科学、自然史、生物学、古生物、鉱物、化学、物理、天文などなど博物学ゆかりの題材からなる創作・展示・研究の販売・発表イベントです。」
<公式サイトより>

 という、科学系ならなんでもアリな間口の広いイベントであり、公式ツイッターも一週間位前から、参加するサークルのさまざまな展示・販売物を紹介していた。Tシャツ、バッチ、フィギュア、ぬいぐるみ、標本から同人誌まで、コミケなら3日目の「評論・情報」や「オリジナル雑貨」あたりの雰囲気で、かつ実演ができる状態を想像してもらえばいい。

 今回、学問の知見をエンタメ的に紹介する「ガクモンからエンタメ☆」や、次回の同イベントのイメージ博物(イメージキャラのようなもの)を決める「博物総選挙」といった特別企画も実施され、多くの賑わいを見せることとなった。初日の土曜日には、入場規制がかかったという話が「生きたヒルを販売してる写真」と共に参加者ツイッターのTLに流れてくる。「これは大丈夫だろうか、日曜日はさらに混雑することになるんじゃないだろうか」と心配しつつ、台風による強風で遅れる電車に乗って科学技術館へ。

 まず入場して目に入ってくるのが、林宗将さんの作品「Ashura」。国宝ともなっている阿修羅像の骨格像だ。卒業制作として作られた物だが、発表と共にWEBでも話題を呼び、春に開催された「ニコニコ超会議」にも出展された。

 ハサミ一つでさまざまなものを造形してゆく「ハサミック・ワールド」さん。紙製の骨格標本や緻密な虫まで幅広い。当日も「何でも作ります」と実演中。しかし我々が気になったのは「武装蜂姫」。いいのか? いや、いいんだろうな、蜂だもの。確かに蜂のフォルムは女性的でセクシーですけど。

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