森久保祥太郎はガソリンスタンドのバイトで発声を鍛えていた!? 『Rの法則』で見る声優の卵のレベルの高さ

1408r_hosoku1.jpg『Rの法則』公式サイトより。

 8月27日の『Rの法則』(NHK Eテレ)は、「R’s声優スタジアム2014夏」が放送された。この大会は全国から声優志望の10代男女がその演技力を競うもので、今回で3回目となる。前回優勝者はアニメ『おじゃる丸』へ出演したとあって、応募総数も過去最多の166通。若者にとって声優が人気の職業であることをあらためて実感させられたとともに、大会を通じて声優志望者たちのレベルの高さ、そして声優を目指す者たちにとってためになる情報も見ることができた。

 今回放送されたのは、秋葉原で行われた公開オーディションの模様で、予選を勝ち上がった13歳~19歳の6名が火花を散らした。審査員はアニメ『おじゃる丸』の監督・大地丙太郎、声優の野沢雅子森久保祥太郎が務めた。

 決勝に進んだ6人はそれぞれのトレーニング方法で腕を磨いてきた猛者たち。声優養成所で訓練している者から、新聞記事を朗読したり、絵本の読み聞かせをする者、中には毎日ネットラジオを自主的に配信している者や、ゲーム『ラブプラス』をプレイしながら主人公のセリフに声を当てて訓練している者までいた。ゲームで発声練習をしているなんて、ほかの声優の卵たちも驚いたのではないだろうか。

 ちなみに森久保祥太郎は、「僕の発声方法はガソリンスタンドで培われたようなもの」と、かの昔ガソリンスタンドでバイトをしていた時「いらっしゃせ~!(いらっしゃいませ)」「オライッ! オライッ!(オーライ、オーライ)」といった発声で現在の声の基礎を築いたと語った。「これのおかげで今がある」と言う森久保祥太郎。声優志望の若者は、ぜひガソリンスタンドでのアルバイトを考えてみては。

 さて、肝心の1回戦の審査方法は、オリジナルストーリーである「秋葉原にやってきた3人の若者キャラ」をそれぞれ2人ずつが演じ、勝敗を決するというもの。1回戦では声優の草尾毅、相沢舞、浅野真澄との掛け合いもありながら、プロさながらのアフレコのような場面を展開。これにはゲスト出演していた加藤夏希も「プロの声優さんと初めて掛け合いをするとは思えない」と高評価。また、大地監督のお願いで、候補者がセリフを即興で言う場面もみられ、これには監督だけでなく、同じくゲスト出演していた麒麟の川島明も絶賛していた。

 また、審査の中では大差で敗れてしまった候補者に対し、野沢雅子がアドバイスをする場面も。「マイクに向かってこうなっちゃってたんだよ」と、目線がずっとマイクにあること指摘し、セリフを言い切る時に目線を前に持っていくと良いとアドバイスしていた。「ほんのちょっとのことなんだけど」と語る野沢雅子に、候補者もしみじみと聞き入っていた。

 その後行われた決勝戦では、審査員の野沢雅子と森久保祥太郎が加わり、候補者たちと掛け合いを見せた。最終的には3人のうち、2人の審査の票が割れ、得票が同数に。そこで「声優には運も必要」と、優勝はなんとジャンケン対決で決めることに! 結果、島根県の16歳・香川みなみさんが優勝し、NHK/Eテレで放送中のアニメ『ログ・ホライズン』の出演権が贈られた。

 番組で紹介された、森久保祥太郎や声優志望者の意外なトレーニング方法、野沢雅子が教えるマイク前での立ち振る舞いなどは、声優を目指している者にとってためになる情報だろう。また、大地監督をはじめとする出演者が候補者を絶賛する場面が多々見られ、年々、声優の競争率は上がってきているといわれているが、同時に声優の卵のレベルも上がっているのかもしれないと感じさせられた。

怪人ゾナー

怪人ゾナー

ゾナーもガソスタでバイトしてたのかな…

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