“オタク文化”はギャルにも浸透!? ギャル雑誌「Popteen」の意外なオタクっぷり

1408popteen_2.jpg「Popteen」9月号(角川春樹事務所)

 今や“ギャル”もオタク化している!? そんなことを伺わせるのが、カリスマギャルモデルのくみっきーこと舟山久美子を輩出したことでも知られる、ティーン向けのギャル雑誌「Popteen」(角川春樹事務所)だ。同誌では、自ら“オタギャル”と名乗り、アイドルとしても活動している椎名ひかりを筆頭に“オタク”のモデルが続々と登場。本誌企画としても、アニメなどのオタクコンテンツをたびたび取り上げている。

「Popteen」の代表的なオタクモデルといえるのが、前出の“ぴかりん”こと椎名ひかりだ。彼女は、同誌にて『コスプレ探偵ぴかりんの「萌っえ萌えにしてやんよ!」』という、さまざまなアニメやマンガのキャラクターに扮し、コスプレメイクを指南するというコーナーを連載。今月1日に発売された9月号では『涼宮ハルヒ』シリーズの人気キャラ・朝比奈みくるに変身している。この連載は今号で第36回を迎えており、今では「Popteen」の名物コーナーと言えるほどだ。

 また、椎名ひかりに負けじと、ほかのモデルたちもその“オタクっぷり”を披露。今号の、18歳以下限定「POP的神7」に選ばれたモデルインタビューでは、ダコタ・ローズが『BLACK CAT』(集英社)のイヴが好きだと言い、藤田ニコルが「自称ポケモンガチ勢です」と語ったかと思えば、今井彩矢佳は『進撃の巨人』のファンをアピールし、武田玲奈は『ラブライブ!』や『ゆゆ式』(芳文社)、声優の雨宮天が歌う「奏」が好きだと熱弁を振るう。「POP的神7」モデルの半数以上が、好きなものにアニメやマンガを挙げているのだ。

 さらには、モデルたちのプライベートなどを垣間見ることができるコーナー「今月のPOPモデルズ写メるんです♪」では、爪にアニメ絵などを描く「痛ネイル」をするモデルが多数登場。今号だけでも、松本愛が『クレヨンしんちゃん』、ダコタ・ローズが『BLACK CAT』、石飛恵里花が『妖狐×僕SS』(スクウェア・エニックス)の痛ネイルを写真つきで紹介している。そのほか、Popteenモデルの夏合宿レポートでは、武田玲奈が『けいおん!』の平沢唯のパーカーを着ていたりと、ギャルモデルたちの間で、アニメやマンガなどをファッションに取り入れるのはもはや普通のようだ。

 極めつけは、「Popteen」がアイドル、乙女ゲー、声優といった痛カルチャーを徹底捜査するという連載「痛Popteen通信」。今年の3月号から開始された同連載は、これまでに「アイドルになる方法」といった特集や『銀魂』(集英社)の坂田銀時などが登場する二次元男子特集、また『ラブライブ!』の矢澤にこなどが紹介されたゲーム特集などを組んできた。今号では「みんなの定番&注目!の人気マンガ特集」という内容で、読者モデルたちがオススメする30冊以上ものマンガを紹介している。

 これ以外にも、マンガ『失恋ショコラティエ』(小学館)の吉岡紗絵子を例に「あざと可愛い女のコ」特集を展開するなど、「Popteen」誌面の“オタク度”はかなり高い。今やギャルにも“オタク文化”が浸透していることを感じさせる「Popteen」には、今後もぜひこの路線で突き抜けてもらいたいものだ。

オタク女子の擬態化計画 (ポーバックス Be comics)

オタク女子の擬態化計画 (ポーバックス Be comics)

擬態化なんて必要なくなるかも(ただし美人に限る…かも)

“オタク文化”はギャルにも浸透!? ギャル雑誌「Popteen」の意外なオタクっぷりのページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!