初見の人は困惑必至!? 楽屋オチから下ネタも飛び出す干物アニメ『真 ストレンジ・プラス』【第一話レビュー】

• ツイート
• 

――ジメジメ蒸し蒸し、鬱陶しい梅雨空と台風をスカッとアニメでぶっ飛ばせ！　7月より放映開始された2014夏の深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ　闇夜の千本ノック」！　※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

【8日（火）編】

■『真 ストレンジ・プラス』
第1話「RECONDUCT」

『真 ストレンジ・プラス』公式HPより。

　一迅社「COMIC ZERO-SUM」連載の美川べるの原作マンガをキャラクターデザインも手がける古川博之監督と制作・セブンによってアニメ化。

　荒れた町に事務所を構える美国探偵事務所。ここに所属する探偵エージェント恒・巧美兄弟、正宗、美羽のドタバタアクションを描く。

　前作からお久しぶりでーす！　な感じで帰って来た『ストレンジ・プラス』の第二シーズン。今作では前作の西川貴史監督に代わって、キャラクターデザイン担当の古川博之氏が監督に就任。ですが、相変わらずキャラ紹介も舞台説明もなしにいきなり本編が始まるラフな味わいと、関智一・福山潤・置鮎龍太郎・雪野五月など、無駄に豪華なキャストの声優陣も変わっていません。

　初回はフリーのなんでも屋・奈々が巧美たちを実家に連れ戻しにやってくるというエピソードなのですが、巧美が「僕ねぇ、大きくなったらこの町で福山潤になるんだ!」と切望するなどのキャストに関する楽屋オチネタ、「下から食べ物入れて口からうんこ出しますよ！」的な下ネタも飛び交います。

　偶然チャンネルを合わせてしまった人は何をやっているかまったく理解できないうちに終わってしまうという通り魔的ギャグアニメですが、このノリに一度ハマってしまうとなかなか抜け出せないという、くさやの干物的アニメ。食わず嫌いせず、チャレンジしてみてはいかがでしょうか？

【こんな作品のファンにもオススメ】
『ヴァイスクロイツ』『けんぷファー』

（文／出口ナオト）