コドモとアイドル~趣味は娘とのアイドル鑑賞です~ 第4回

「ちゅちゅちゅ!」「アイウォンチュー!」は幼児にとって発音しやすい赤ちゃん言葉!2歳半で娘が覚醒した理由

 ただ、アイドルライブに行っても娘さんにとって「誰が好き」とかはなく、ただ「デカい音で跳ねるの楽しー」くらいのもの。まあ別にアイドル好きにさせたいわけでもないからいいか、と思ってたんですが、ある日たまたま過去の録画番組を垂れ流してたら、ある曲で突然テレビの前で狂ったように踊り出しました。それがAKB48の次世代エースユニット・てんとうむchu!の「君だけにChu! Chu! Chu!」。『AKB48 SHOW!』(NHK BSプレミアム)で流れたやつです。先に書いたような低音効いた系でもなく、ベッタベタなアイドルソング。でも曲が終わるたびに「チュチュチュ! チュチュチュ!」と何度となくリピートをせがんでくる始末。それが2歳半くらいのころのことです。

 基本的にあまり歌番組は見ないんですが、『ウタ娘』(テレ玉)と『AKB48 SHOW!』はちょいちょい録画見ていて、それでもこれまで大した反応を示さなかったのが、てんとうむchu!で大爆発。やはり次世代は器が違うのか? とりあえずAKB48は好きっぽいぞ、ということでいろいろ聞かせてみたところ『ヘビーローテーション』『恋するフォーチュンクッキー』『チョコの奴隷』にドハマリ。テレビの前で跳ねる跳ねる。

 何がハマったのかなあ……となんとなく思ったのが、幼児語と呼ばれるだけあって「ちゅ」ってすごい言いやすいみたいなんですね。『君だけにChu! Chu! Chu!』はサビはじめ多用されるの歌詞が「ちゅちゅちゅ!」、それと『ヘビロテ』の出だし「アイウォンチュー!」、どちらも積極的に歌ってマネてる。やっぱ子供なりに真似しやすいってのは大事なんだなあと思いました。あと本能的に女の子はヒラヒラキラキラしたものとか、ハートマークが好きなのかなあという気がします。あと「映像が明るい」。これ大事。ライブ映像とか暗いのは反応しないんですよねえ。

 ということで、3歳くらいになると「エケビ! エケビ見せて! ディーブイディー! ディーブイディー!」と要求し、『恋チュン』を2割くらい振り付けしてあとはピョンピョン飛んでる子供の出来上がり。最近は時々アイドルイベントやってる近所のショッピングモールに行くよー、と言うと「今日はアイドルいるの? 何してんの?」と聞いてくる程度には娘さんもアイドル好きになってくれたよう。まだ彼女にとって本命のAKB48系は行けてないので、早めの関東近辺での全国握手会復活を祈っております。

 まあ、いつまで続くかわかりませんが、親子で共通の趣味が早いうちに持ててるのは悪いこっちゃないですね。ただ「ぱちんこAKB48」のポスターを大々的に貼ってる近所のパチンコ屋を通るたびに「おとうさん、今日あそこいるの?」「おとうさん、あれ好きなの?」とデカい声で連呼するのは、ちょっと止めてほしいです。

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●大坪ケムタ
1972年、佐賀県生まれ。主に18禁系からプロレス・芸能・旅行など幅広いジャンルを手がける尻の軽いフリーライター。近年ではアイドル記事やパンフレット制作なども手がける。
ブログ<http://otb.hatenablog.jp/

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