男食いしたグリッタの豹変ぶりに激論必至! 焦らしと生殺しに辛抱たまらん『トッキュウジャー』

 そんな視聴者の期待と不安が渦巻く中で放送された今回ですが、のっけから「お前は最初から俺のものになると決まってたんだよ」「言っておくが将軍は来ないぜ」と、ドヤ顔で悪役フラグを立てまくるゼットさんに対して「ここでもし逃げたら陛下はシュバルツ様に何をなさるか……」と自分を裏切ったシュバルツの将来を心配する、もう恋は盲目状態を体現しているようなグリッタ嬢。さすがにここまで来ると「目を覚ましてー!」「高円寺とかでミュージシャン志望の若者に貢いじゃうタイプ」とか、あまりに純粋な彼女を心配する声が多く見られましたが、まさか、ここから数分後にあんな展開が待っているとは……。

 おごそかな雰囲気で始まった皇帝ゼットとグリッタ嬢の婚姻の儀式ですが、礼装を着用した二人がブラックカーペットを歩き、ゼットが彼女の手をとった瞬間――慌ててその手を引くゼット。「オーホホホ。恐れながらここまですわ、陛下。我が娘には私譲りの結婚相手を飲み込む力が宿っていますのよ~」な、なんだってーーーーぇぇ! ノア夫人(CV:久川綾)の衝撃の告白に、観た者全員が往年の『MMR』ばりの驚きの声をあげたところで、皇帝ゼットはグリッタ嬢の体から出てきた巨大な翼に包まれて、パックンチョ。跡形もなく消えてしまいました。

「闇の皇帝の力はグリッタに。闇の女帝の誕生です。シャドーラインは私たちのものですわー」

 もしかしたら帽子と思っていたノア夫人の頭の上に乗っかっているものは、食べられちゃったお父さんなのでしょうか? そんな視聴者の疑問をよそに、我が世の春とばかりに喜びの声をあげるノア夫人と、怒りにその身を震わせるネロ男爵(CV:福山潤)。ネロ、意外にガチな忠臣でした。『コードギアス 反逆のルルーシュ』ルルーシュ役の福山潤を使って、そんな忠誠心ある臣下にするなんて、いいミスリードだなぁ。

 その頃シュバルツはといえば、グリッタ嬢を皇帝ゼットに渡したことは逡巡しているようで、それでも「地上を武によって制圧する」という軍人としての自分の存在意義を成し遂げるための決断だったともらし、皇帝がいなくなり、誰も止める者がいなくなった今、宿敵トッキュウジャーを倒すため出撃します。まあ、売られたグリッタ嬢はたまったもんじゃありませんが、一応、一本筋は通ってる……のか?

 レインボーラインでは、ライトたちが各地のお祭りについて旅行パンフレットで調べていますが「あのお祭りの夜って楽しいことだけじゃなかったかも……」と、ミオが意味ありげなことを呟きます。町の手がかりが見つかりそうと期待を持たせておく一方で不安感を煽る……脚本の靖子にゃんこと小林靖子の焦らしテクニックが光ります。ちなみにあれだけの旅行パンフレットをレインボーラインは常備してるのか? とか、細かいことを気にする人は先生嫌いだな。

 そこにシュバルツ将軍のクライナーが接近。早速トッキュウジャーと合流した6号こと虹野明(演:長濱慎)が応戦します。ところがその隙に、別働隊のシャドーが烈車を強襲。車掌さん(演:関根勤)やチケットくんもろとも制圧されてしまいます。

「烈車はもらった」

 独断で動けるようになった途端、この智将ぶり! シュバルツ将軍、ホントはやればできる子だったのでしょうか? ただ鉄オタ疑惑が濃厚なシュバルツだけに、勝敗関係なしにトッキュウレッシャーが欲しかっただけな気もしますが。

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やっぱぱ~やっぱぱ~い~しゃんてん♪

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