明石家さんまは『あの花』のつるこ推し! 「二次元は理想」とするさんまの“マンガ愛”とは

2014.07.30

吉本興業株式会社公式サイトより。

 7月26日に放送された、『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ)に出演したお笑い芸人の明石家さんまが『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下、あの花)の鶴見知利子こと「つるこ」を理想の女性のひとりとしたことが、話題になっている。

 27時間テレビのいちコーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」では、明石家さんまが毎年お気に入りの女性TOP10を発表する「ラブメイト10」という名物企画があり、つるこはそのランキングの7位に登場。さんまは『あの花』について、「俺はもう、タイトルにグラっときたんね。こういうタイトル好きやから」と好きな作品であると語った。つるこについては、みんなが揉めている時に言う「だから、ちゃんと一回ごめんなさいして、みんなで一緒にやり直そう」というセリフがたまらなく好きだと明かし、自分が浮気をした時にこのような言葉をかけてほしい! と熱弁。このセリフだが、アニメでは登場せず、「ジャンプSQ.」(集英社)で連載されていたマンガにだけ出てきたもので、今回はこのコーナーのため特別にアニメでつるこを演じた声優の早見沙織がこのセリフを撮り下ろした。さんまはそのことを知ると「つるこちゃんの声が聞けちゃうわけ?」と興奮し、実際にセリフが流れると満足げに「これや~」と大喜び。また、早見沙織に対して「この声優さん(声が)色気あるな~!!」「想像通りの声」と高評価。さらにその後、「杉本、浮気したでしょ」とさんまの本名入りのセリフも流され、それを聞いたさんまは悶絶し、「俺、絶対浮気せえへん」と宣言していた。

 実は、さんまの「ラブメイト10」に二次元の女性が登場したのは今回が初めてではない。2009年の同ランキング5位には『タッチ』の浅倉南がランクインしており、当時はほかにも、好きになったことがある二次元の女性として『うる星やつら』のラム、『ドラゴンボール』のチチを挙げている。その時は、アニメで浅倉南を演じた声優の日高のり子が番組に天の声として生出演しており、さんまは「南ちゃん年取ったよね」と当時47歳だった日高のり子に対しツッコミを入れつつも、さまざまな南ちゃんのセリフを言ってもらい、喜々としていた。

 また、番組で『あの花』はアニメからではなく、マンガで知ったとしていたさんまは、昨年5月に放送されたMBSラジオ「Young Town Saturday」で意外にも“マンガ好き”だということが分かっている。ラジオでは、この間『君に届け』(集英社)を買おうかと悩んだと言っていたり、『ボボボーボ・ボーボボ』(集英社)については「小学生向け」と評価しながらも、購入し読んでいるとしていた。そのほかにも、『愛と誠』(講談社)、『いなかっぺ大将』(小学館)といった作品から、『NANA』、『ドラゴンボール』、『ONE PIECE』、『HUNTER×HUNTER』(いずれも集英社)といった作品を読破したという。全体的に「週間少年ジャンプ」色が濃いが、さんまは好きなマンガのジャンルはラブコメディーとしていた。

 今回のランキングでつるこが発表された時に、SMAPの中居正広から「そっち(二次元)になっちゃったんですか?」と引き気味に聞かれていたさんまだが、「だから、そういう女を探してくれっていうこと!」と返しており、さんまにとって二次元のキャラクターはあくまで“理想の女性像”のようだ。しかし、意外にもさまざまなマンガを読むマンガファンで、2次元のキャラクターを「理想だから憧れる」と語り、また早見沙織のつるこボイスに悶絶していたさんまの姿は“オタク予備軍”と言ってもおかしくないかも。浅倉南からつるこへと推し変(!?)したさんまだが、来年はどんな“2次元”の女性がラブメイトに登場するのか楽しみである。

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