いつの時代も恋に悩む乙女のために数多の恋愛本が出版されています。しかし、その中でひときわ輝く異色の恋愛本、それは……「黒子のバスケに学ぶ好きな人とLOVE○の法則」(ヴィレッジブックス)!!【編注:○はハートマーク】この本は、「週間少年ジャンプ」(集英社)で連載中の『黒子のバスケ』(以下、黒バス)をテーマにしています。
何だそりゃーー!? いやいや『黒バス』って二次元ですやん。バスケマンガですやん。むしろ私的には彩り豊かなホモマン……ゲフン。著者は臨床心理士でセラピストのRINKOさん。「全国の夢見る“こじらせ女子”必読の1冊!」だそうですが……。喪女こじらせて2X年、悲しみの腐女子ライターがこの本を読んでみました。
RINCOさん曰く、「恋をするとキレイになる」そして「王子様は身近なところに必ずいる」ので「“低コスト”で“高報酬”を狙おう」……つまり相手の攻略法を知ることでサクッとイケメン仕留めましょうということですか。
ここで面白いと思ったのは、「男はベタな女が好き」という一節。「理想は○○だけどちょっと下げて××でもOKかな」を重ねていくと、ストライクゾーンの端っこにいる“平均的女子”は十分に恋愛対象になれるという。なるほど!! しかしこれ、1つ2つなら妥協できるってだけで3つ被ってたら普通にダメじゃ……ハッ、そんなこと言ってるからモテないのか!? ええい妄想ならタダだ!! では脳内でヒール履いてメイクしたつもりでメインの恋愛指導編へ♪
■『黒バス』キャラに例えた“三次元の男性”攻略法
そもそもなぜ女子が『黒バス』にハマるのかと言えば、タイプの違うたくさんの男キャラが出てくるゆえに、「必ずひとりは好みの男がいる」ということ。この本では逆に“三次元の男性”を『黒バス』のキャラに例えて、キャラのタイプ別に攻略法を詰めています。
“じわじわと隣にいる存在になれ!!”草食系男子タイプ「黒子テツヤ」
フツーのフツーで存在感が薄く、ボクは影ですなんて言っちゃう黒子っちは草食系男子。そんな彼は正面から攻めると怖がってしまうので、まずは毎日の挨拶から話しかけ、ランチに誘い、ゆっくり進んで隣にいる存在になることと本書は紹介しています。派手な服装やアピールはNG……ああ桃っち(『黒バス』で黒子のことが好きな桃井さつき)、一番やっちゃいけないことやってる(涙)。しかし私的には! 黒子っちと言えばチームメイトの火神くんを始め、次々とイイオトコを虜にしていく超魔性系男子!! やっぱり男に見せる顔と女に見せる顔は違う……そこに萌えてしまうのが腐女子の性です。
“色気を出して短期決戦で決めろ!”肉食系男子タイプ「火神大我」
好戦的でたくましく、いわば“出世頭”のガツガツした火神くんは肉食系男子。英雄色を好むはず、そんな彼には短期決戦が必勝法! わかりやすいセクシーアピールと美味しそうな“高い女”の振る舞いで闘争本能を煽れ! ……火神くん、恋愛の駆け引きなんかまったく気づかない気がしてならない(笑)。そしてグラマーな女師匠のアレックスを見慣れてるとなると……さすがハイジャンプも恋愛価値も高いオトコ。ちなみに本書には「恋にモジモジしてる姿なんて似合わない」と書かれていましたが、私的には黒子っち相手にヤキモキしてる火神くんとか……すごく見たい!!
“ほっとけない女子を演じるのが吉!?”王子様男子タイプ「黄瀬涼太」
つねに人の中心にいて、細やかな観察眼と気遣いで誰からも愛されるマルチタレントな黄瀬くんは王子様男子。そんな彼にはあえて“ほっとけない女子”を演じて、王子様願望を満たしつつ、好き好きオーラで外堀から埋めるのが得策とのこと。王子様ぶってるけど、本当はすごく頑張ってること知ってるよ……と黄瀬に伝える同人誌、ホモ、私いっぱい読んだこと、ある(笑)。しかし現実でただの女子がイケメン相手にこれやったら死ぬほどイジメられそうな恐怖。うう、やっぱり“王子様”は難易度高い!!
「青峰大輝」はオタク男子タイプ!? 話題になった『黒子のバスケ』恋愛本を腐女子が読んでみた!のページです。おたぽるは、漫画、マンガ&ラノベ、黒子のバスケの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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