マーベルコミックスの“雷神ソー”(マイティ・ソー)と言えば、髭でいかついハンマー使いの印象が強烈だ。そのソーがなんと女性になってしまうというマーヴェラスな事案が発生。シリーズを担当するジェイソン・アーロンによると、She-THORでもなく、ミセスソーでもなく、Thortiaでもない。正真正銘マーベルユニバースのソーである。我々が今まで見て来たどんなソーともまったく違うとのこと。
日本でいえば、『聖闘士星矢』の設定で新たに女の子主人公を想像した『聖闘士星矢 セインティア翔』ではなくて、『聖闘士星矢』が女体化したというとわかりやすいか。
新シリーズはシンプル“THOR”としてスタートするらしい。現在はビジュアルが紹介された(仮面のヒロインってのがなんとも日本的でいい感じだ)のみで、まったくもって何にもわかっていない状態。ただしマーベル・シネマティック・ユニバースに反映されるのではとの噂もあって、そうすると女性版ソーが映画にも登場するということも考えられる。女性になったソーの活躍はぜひ見てみたいところだ。しかし、「パラレルなユニバースの話でした」といってお茶を濁すことも多々あるマーベルユニバースなだけに、無かったことになっちゃうのが心配だ。
今までにもマーベルコミックスのヒーローの女性版として、さまざまなヒロインが誕生している。
●ソーガール
ジェイク・オルソンの従姉妹タラ・オルソン。その正体はサノス(映画「アヴェンジャーズ」のラストに登場)によって破壊された惑星ホープの少女。
●シー・ハルク
ブルース・バナー(ハルク)博士の従姉妹ジェニファー・ウォルターズが、バナーの血を輸血したために、ハルク同様の緑色の肌で怪力の持ち主に。
●スパイダーウーマン
初代は放射線被爆の治療に蜘蛛の血清を使ったことで超人となったジェシカ・ドリュー。黒字に白の蜘蛛マークで知られる2代目はジュリア・カーペンター。魔術でパワーを得た3代目はマッティ・フランクリン。Dr.オクトパスが生み出したシャーロット・ウイッターが4代目。
●スパイダーガール
MC2バースという未来世界のヒロイン。ピーター・パーカーの娘メイが正体。
今回の女性版ソーについて、ジェイソン・アーロンには長期展開の構想があるらしいのだけど、それが導入されるかどうかもまだまだ未定と、ほんと雲を掴むような状態なのだ。とにかく10月スタートの新シリーズを待つことにしよう。
(文/加藤千高)
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