「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」【2014年 夏】

信頼のブランドで復活した『毎度!浦安鉄筋家族』 永遠の小学生ギャグを堪能!【第一話レビュー】

――ジメジメ蒸し蒸し、鬱陶しい梅雨空と台風をスカッとアニメでぶっ飛ばせ! 7月より放映開始された2014夏の深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」! ※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

【6日(日)編】

■『毎度!浦安鉄筋家族
第1話「アドベンチャーファミリー/行徳を越えて」

1407_1r_urayasu.jpg毎度!浦安鉄筋家族公式サイトより。

 秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載の浜岡賢次の原作マンガを大地丙太郎監督、アニメ制作スタジオディーンによってアニメ化。

 千葉県浦安市に住む小学生・大沢木小鉄。その家族とクラスの仲間、奇妙な浦安住人らが日々繰り広げるナンセンスドタバタコメディを描く。

 なんと約16年ぶりにテレビアニメとして復活を果たした『毎度!浦安鉄筋家族』。前回はTBS系の深夜バラエティ『ワンダフル』内での放送でしたが、16年前というと今高校生のアニメファンの中には生まれてない人もいるのではないでしょうか? いやぁ時間が経つのはホント早いですねえ……。

 そんな時の流れをものともせず、監督の大地丙太郎さん 制作会社のスタジオディーンの組み合わせは変更なし。信頼のブランド、ということでしょうか(キャストは総変更となっています)。

 レギュラー陣が浦安の町中を疾走するOPは前作とおんなじで、懐かしさと安心感の入り混じった感情がこみ上げてきます。実質本編の尺は2分という超ショートアニメなので、連載1回分の内容を詰め込むほどの時間はありません。1話は父・大鉄の運転するタクシーで温泉旅行に行こうとした小鉄ら大沢木一家だが、高速道路で車が空中分解……というもの。本当にこれだけの一発ネタの内容です。確か原作マンガでは『毎度! 浦安鉄筋家族』ではなく前シリーズの『元祖!浦安鉄筋家族』にあったエピソードのような気がするのですが、そのあたりの区分は関係ないのかな? と思いました。

 スタッフクレジット内にある“製作 はなくそ一発”というクレジットには笑いました。こういったある意味ドリフのコントに通じる永遠の小学生ギャグが『浦安鉄筋家族』最大の魅力だと思うので、知能レベルをぐっと幼稚にチューニングしたい時にはもってこいの番組。それとやはりこのアニメ化を一番喜びそうな小学生の視聴者に見やすい時間帯に放映してほしいかな、と思います。

 エンドカードは『侵略!イカ娘 』作者の安部真弘先生によるもの。なぜか『浦安』ではなく「少年チャンピオン」と『イカ娘』の宣伝に終始していてビックリしたでゲソ!

【こんな作品のファンにもオススメ】
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『元祖天才バカボン

(文/出口ナオト)

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