「嫌いだったライブがどんどん好きになった」アニソン/ゲーソン・シンガーAiRIの足跡と新作『Mirage』に込めた想い

2014.07.15

(撮影/後藤秀二)

 かねてから美少女ゲーム音楽シーンで精力的に活動し、そのパワーあふれるハイトーンボイスでファンを魅了してきたAiRIさん。2011年にはUR@NからAiRIと改名し、数々のテレビアニメ主題歌を歌ってきました。

 7月9日にはテレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』のエンディングテーマ「Imagination>Reality」も収録した待望の3rdアルバム『Mirage』をリリースした彼女。現在の心境やこれまでの活動について、伺いました。

■「こっちの世界に来て、嫌いだったライブがどんどん好きになっていきました」

──以前はUR@N名義でゲーム音楽中心に活動されていたAiRIさんですが、ゲーム音楽を歌うようになったきっかけはなんだったのでしょうか?

AiRI 初めてゲームの曲を歌ったときは、そもそもそれがゲームの曲だっていうことすら知らなくて……。作詞家の友達から「ロックが歌える女の子を探してるんだ。1回でいいから歌ってくれない?」って頼まれたんです。ゲームなんてほとんどやったことがなかったので、ゲーム音楽がどんなものか、想像もつきませんでした。

──それ以前から音楽活動自体はされていたんですか?

AiRI バンドのボーカルとして活動していましたが、一度活動をやめていて。それから少しして、ゲーム音楽を歌うようになったんです。そうしたら周りの環境や自分の心境が大きく変わっていきました。

──どんなふうに変わったんですか?

AiRI もう、応援してくれてるファンの方が最高なんです! こっち(アニソン・ゲーソン)の世界は。バンド活動をしていた時はライブが大嫌いだったんですが(苦笑)、こっちの世界に来てからどんどん好きになっていきました。

──たしかにライブのMCでもよく「ライブが苦手」っておっしゃっていましたよね(笑)。

AiRI UR@N時代はプロフィールに「苦手なもの:ライブ」って書いていたくらいですからね(笑)。人前に出るのがもともと苦手だから、大勢の知らない人に見られるライブっていうものが怖くてしょうがなかった時期もありました。でも、ライブを重ねていくうちに「ファンのみんなに会いたい」って、自分から思うようになったんです。ファンのみんながそう思わせてくれたんですよ。あんなに純粋に応援してくれる眼差しを見たのは、UR@N時代が初めてでした。AiRIになってからはワンマンライブもさせていただくようになりました。

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