熱狂的なファンが17年の時を経て集結! 伝説のゲームソフト『クーロンズ・ゲート』の制作秘話が明かされる

1407_kg5.jpg『クーロンズ・ゲート』制作スタッフらが顔を揃えた。

 10分間の休憩をはさんで行なわれた第2部では、蓜島邦明(作曲)、木村央志(ディレクター、脚本)、井上幸喜(キャラクターデザイン)、武富聖(JPEGダンジョンデザイナー)、鶴岡泰三(サウンドプログラム)、野中希(小黒役)ら、『クーロンズ・ゲート』の制作スタッフが登場し、ファンから事前に寄せられた質問に答えるかたちで、当時の制作秘話を語った。“ゲーム制作のきっかけ”について、木村が「CGを作る高い機械が先にあって、それをどうにかして活かそうというところから始まったんですよ(笑)」と“大人の事情”を暴露すると、武富は「企画会議の前日に鶴岡さんと飲んでいて、そこで写真週刊誌の九龍城【編注:香港・九龍に実在していた城塞】の特集記事を見たんですよ。そこで『明日の企画会議、これでいけるんじゃない?』となって・・・・・・(笑)」と、ゲーム同様“不思議なノリ”がきっかけで制作が始まったことを明かした。

1407_kg3.jpg写真左から武富聖(JPEGダンジョンデザイナー)、井上幸喜(キャラクターデザイン)、野中希(小黒役)。
1407_kg4.jpg写真左から蓜島邦明(作曲)、鶴岡泰三(サウンドプログラム)、木村央志(ディレクター、脚本)。

 また、作曲について「九龍城というテーマだけを聞いて、映像も何もない段階でオープニング曲を作りました(笑)」と蓜島が明かし、またキャラクターデザインの井上は「キャラクターデザインは大友(克洋)さんに頼もうという話だったんですが、僕が設定とかを考えていたら、プロデューサーの須藤さんから『お前でいい』と言われて(笑)。思い返すと、いいきっかけをたくさんくれた作品だったと思います」と語った。小黒の声を担当した野中は「発売されてすぐにゲームをやったんですが、小黒がなかなか出てこなくて(笑)。でも、すごくいいシーンがたくさんあるな、と思ったのはよく覚えています」と次々に制作裏話を明かし、当時を懐かしんでいた。

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