BABYMETAL早朝4時開演！ ロンドン公演のパブリックビューイングに行ってきた！

　ファーストアルバムがアメリカ・イギリスはじめ各国のメタルチャート1位、さらに日本人最年少となる米ビルボード・アルバム総合チャートランクイン。その上、LADY GAGAの北米ツアーのオープニングアクト出演も決定と、ファンでさえ予想のつかない展開を見せ続けているBABYMETAL。7月に入ってからはワールドツアーを開始し、フランス、ドイツ公演、そして英ネブワースでのSONISPHERE FESTIVALへ参加。You tubeに多くのファンカム映像がアップされたのもあり、ヨーロッパ各地での熱狂は早々に日本へも伝わっている。

　そして現地時間の7日、ロンドンのThe Forumで行われたのが、今回のツアーのヨーロッパにおける最終公演。その模様は、東京お台場のZEPP TOKYOのパブリックビューイングにて観ることができた。しかし、その開演時間は日本時間の8日、朝の4時！　平日の早朝スタートにも関わらず、1500人以上のファンが深夜のライブハウスに集結したその模様を中心に、レポートしたい。

　以前、perfumeがイギリス公演のパブリックビューイングを同じく朝4時から行った事があったが、その際は映画館での上映。今回はライブハウス、しかも周辺の施設もほとんど閉まったお台場で、開場2時／開演4時とあって、どれだけのファンが集まるのかまるで読めなかった。しかし、23時過ぎから、周辺の施設には黒Tシャツの男女がちらほら。近所の「大江戸温泉物語」でも夕方くらいから入浴と仮眠をとるベビメタT着用のファンが見られたそうだ。そして終電の時刻を過ぎたころ、ZEPP TOKYO周辺のコンビニやファストフード店でも黒T率が急増。随所から、普段のライブとは違う“深夜のパーティ”の高揚感が伝わってくる。ちなみに、開場時間である2時過ぎには多くのTシャツやグッズが完売状態だった。

　そして、いよいろ深夜2時の開場後、会場では2013年に同じくZEPP TOKYOで行われた公演「LEGEND Z」が大スクリーンで流れ、早くも声援や手拍子が発生。時折“骨バンド”の面々が現れて煽ったりと、開演までの時間を楽しませてくれた。とはいえ、さすがに座り込んで時を待つファンも多かったのは仕方ないか……。

　それでも、4時を迎えて、スクリーンにライブ会場のThe Forumが映し出されると会場からは大歓声！　カメラが映し出す最前列に陣取るのは、イギリスのメタルキッズにいかにもジャパニーズアニメが好きそうなファンたち。日本に比べるとずいぶんとカラフルだ。いざ1曲目の「BABYMETAL Death」が始まると、観衆からは立ち上る無数のフォックスサインと日本と変わらない歓声の数々！　続く「いいね！」「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」ではイギリスのファンたちも日本語のサビを歌っているのが映像からも見てとれる。ZEPP TOKYOの観客もまた、スクリーン相手だろうと普段のライブどおり、いやむしろ映像に煽られるように声をあげていた。