メンバーも元気に対応してくれました!

柵ごし、選抜メンバーの握手時間短縮(!?)etc…41日ぶりの「AKB48握手会」現場レポート

2014.07.06

 5月25日に岩手県滝沢市の握手会で起きた傷害事件から41日。事件以来初となるAKB48の握手会が、7月5日に東京ビッグサイトで開催された。事件後、それまでほぼ毎週行われていた握手会の全てが延期。警備体制などの見直しが図られていたが、金属探知器の導入をはじめ、その準備が整ったとして、今回の再開に至ったのである。

 今回の握手会は「個別握手会」と呼ばれる、発売前にCDをネット予約した者のみが参加できるイベント。一般店舗でCDを買えば誰でも入れる「全国握手会」(先日の事件が起きたのはこの全国握手会)に比べるとやや購入にハードルが高いのもあり、集まったファンも長らくAKB48を応援している人が中心。警備体制強化と行列の緩和のために開場時間は8時からと通常より30分早まったものの、それでも多くのファンが朝一番から集まり、久々の握手会を楽しんだ。

 開催前からアナウンスされていた手荷物検査・金属探知器はかなり入念なもの。会場の入場口には金属探知器を用意したレーンが50台され、会場内に持ち込める荷物は3辺合わせて90センチ以内のものをひとつまで。鞄の検査もポーチ類の中まで開いてチェックされるなど、かなり細かいものだった。その後、金属探知器での全身チェックも足先まで検査する入念さ。さらに飲み物は警備の目の前で試飲を指示される。「空港なみ」と評する声が多かったが、X線探査機がない分、それ以上に細かかったかもしれない。

 ただし、一度検査すれば普段どおりの握手会だったことと、先に書いたとおり今回は「個別握手会」で検査に対する事前アナウンスを読み込んでくるような熱心なファンが多かったのもあって、特に大きなトラブルや不満は聞かれなかった。むしろ「これでお互い安心できるんならいいんじゃないか?」の意見が多かった。

 時間制による握手会という形式は変わらないが、これまで設置されていたオフィシャルグッズ販売ブース、トレーディングスペース・生誕メッセージ交流スペース・フリースペース等は中止と、握手そのものに注力したイベント内容。今後の握手会への試金石となるだけに、警備員はもちろん、事務所スタッフも通常以上に多く、和やかな中にもバックステージは緊張感が抜けないものだったようだ。

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